- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199008801
作品紹介・あらすじ
恋人のフリを幼馴染みに頼まれ、雪山の別荘に招待された雪都(ゆきと)。そこで、ジュリ
アンの兄で初恋の人・クレイトンと突然の再会!! 弟の恋人だと嘘をついたまま、
傍にいるのは辛い――。そんな時、予想外の吹雪で別荘が孤立!! 殺人事件も起
きてしまった!? 怯える招待客たちを安心させるため、クレイトンはFBI捜査
官だと身分を明かす。驚く雪都だけれど、なぜか捜査の助手に指名されて!?
感想・レビュー・書評
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BLでは珍しく推理モノで読み慣れていないのもあったし、カタカナ名に弱いのもあって登場人物を把握するのに苦労した。恋愛要素は控えめって感じ。続きも一応買ってるので読む。
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▼あらすじ
恋人のフリを幼馴染みに頼まれ、雪山の別荘に招待された雪都(ゆきと)。
そこで、ジュリアンの兄で初恋の人・クレイトンと突然の再会!!
弟の恋人だと嘘をついたまま、傍にいるのは辛い――。そんな時、予想外の吹雪で別荘が孤立!! 殺人事件も起 きてしまった!?
怯える招待客たちを安心させるため、クレイトンはFBI捜査官だと身分を明かす。
驚く雪都だけれど、なぜか捜査の助手に指名されて!?
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ストーリーの完全度:高い
トーン:ほのぼの・シリアス
エロ度:低い
萌え度:高い
総合評価:★4.5
神香うらら先生と言えばと海外を舞台にしたあまあまテイストな作品がお得意なイメージがありますが、今回は雪山の別荘で起こる殺人事件をテーマにしているのでいつもより真面目な雰囲気で、何だかとても新鮮でした。
神香先生、ミステリ小説を書くのは初めてだそうですが初めてとは思えないくらい完成度が高くて面白かったです。
殺人事件と聞くと重たいイメージがありますが、適度にほのぼのしているので読み易かったですし、これならミステリ初心者でも楽しく読めるんじゃないかな、と思いました。
登場人物がそこそこ多いので誰がどういう立ち位置にいるキャラなのか把握するのに少々時間はかかりましたが、犯人も仄めかされるまで全然分からなかったし、最後の方にハラハラする展開もあって読んでて飽きなかったです(^^)
BL作品としても楽しめますし、ミステリの部分も構想がしっかり練られているから推理小説としても楽しめるので、私のようにBLもミステリ小説も大好物な人間にはまさにうってつけな作品だと思います。
あと、これは毎回思っている事なんですが、神香先生の作品に出て来る外国人のキャラクターって本当に外国人っぽいんですよ。台詞回しやキャラクター同士の言葉の応酬がいかにもそれっぽくて、海外ドラマのような雰囲気が感じられるのが良いですね。そういう細かい部分もしっかり研究していらっしゃるんだろうなぁ…。
北沢きょう先生のイラストも美麗で作品の雰囲気によく合っていましたし(特に口絵が美しかった…)個人的にはかなり満足度の高い一冊でした。
次の神香先生の作品も期待しています!o(^▽^)o -
推理モノとして展開していったのにはビックリ。
話としてもコージーミステリー並にはなってたので、けっこう面白かった。 -
初読み作家さん。コンパクトにまとまった推理もので齟齬もなく、読後感もいい。受も可愛いし攻の執着具合も良かった。なんちゃって推理小説だったらどうしようと思ったけど杞憂に終わった。
フェア合わせだったけど買って正解。