親愛なる僕の妖精王に捧ぐ (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199009198

作品紹介・あらすじ

この世界から、消えてしまいたい──親の離婚、義父の蔑み、学校での性的虐めに傷つき、海に身を投げた高校生の優翔。ところが目覚めると、背中に透明な翼を持ち、銀髪で桃色の瞳の王族の少年が、自分の顔を覗き込んでいた!!そこはなんと、妖精と人間が共存する世界――妖精といってもサイズは人と変わらず、先天的な者や後天的な者など様々らしい。王族最後の生粋の妖精だというウィーのもとで、しばらく暮らすことになって……?

感想・レビュー・書評

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  • いじめられっこ in 優しい諦めの国
    結構ひどいいじめ描写ありますが、いじめ側のギャフンを期待している方はご注意。
    主人公の成長の方に軸足があって、これはこれでちゃんと納得いく展開でした。
    あの後どうなったのか気にはなるけどね…

    この作者さん読むの3冊目ですが、ファンタジーの世界構築がさすがですね。
    最後まで展開が読めなくて面白かったです。
    ただちょっと…将来的な受の体型が気になったり…しなくもなかったり…

  • 序盤が可哀想すぎて…。これでもかってくらいイジメられて、家族にも疎まれてるとか…。逃げ出して妖精の国にトリップして。妖精さんにふんわり愛されるお話かと思ったら、その後も波瀾万丈だった…。最後は幸せになってくれて良かった〜〜

  • 異世界トリップもの。妖精のいる優しい世界で癒されるだけではなく、その世界を守るため頑張る主人公という全体的に好感の持てるお話。
    ただメインがその世界の在り方を変えていくことにあったので、恋愛面はわりとオマケ的かな。
    それと、現世での主人公へのイジメが、イジメの域を超えていてかなり不快でした。ザマァもないので、その辺をサラッと流せる人ならいいのかも。

  • 優翔とウィーの信頼関係がとても素敵でした。
    優翔が捧ぐその人生がウィーにとってはどれほどのものだったか。
    優しくて心が強く、行動力もある二人がそれぞれに影響を与え合って成長していく様子も、ふたりの働きで途絶えていた交流が復活した妖精族と人間たちそして茶色の妖精たちが今度はキーマンになって見えてくる諦めていた未来を、もっと見てみたいと思いました。

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