銀河英雄伝説外伝 4 (徳間デュアル文庫 た 1-27)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199051104

作品紹介・あらすじ

宇宙暦796年、若くして「国家的英雄」となったヤン・ウェンリーは、司令官としてイゼルローン要塞へ赴任することになった。最前線でありながら、軍人たちとその家族の居住地でもある巨大な人工惑星イゼルローン要塞。そしてそこは、ヤンの被保護者であり、自らも軍人をめざす少年ユリアン・ミンツにとって新しい生活の場所でもあった。14歳のユリアンの日記につづられた、陽気で不敵な男たちのプライベート・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 正直な話、SFでこれをやるかという驚嘆がまず最初だった。
    本編はユリアンがイゼルローンに移住してからヤン艦隊が初出動するまでの約4ヶ月間を日記形式で綴っているのだが、問題はそこ。よくもまあ、これほど多種多様な内容を描いた物だと感心する。
    しかも所謂我々が住む日常的空間を想定した小説ならば作家という職業上、4ヶ月分の日記を考えるのはつまり自分の日常生活と照らし合わせて使えるものをピックアップしていけばよいのだが、これをSFでやるとなると世界観が作者の頭で描いた仮想空間であるため、迂闊な事を書いてしまうと矛盾や決してありえない事が生じ、収拾つかなくなると思われる。
    しかし、そこを危なげなく処理している辺り、見事としか云いようがない。
    (下巻の感想に続く)

  • ユリアンの周りはいい人ばかりで、よかったなぁと思いました。

  • 【83】

    20101004
    外伝の中ではこれが一番好き。
    同盟軍の一番いい時代が描かれている。

  • のんきな時代のイゼルローン組たまらん。
    まじ和む。
    銀英伝シリーズ全体を通してこの外伝が一番エンタメに徹してるよね。

  • ヤンの被保護者ユリアンがイゼルローン要塞で暮らすに当たってつけ始めたほのぼの日記。ヤン提督の下に集まる愉快で型破りな軍人たちとの交流や要塞で出会った人や、起こった出来事など、裏話的で戦争も出てこない楽しい読み物。

  • ユリアン視点で同盟側のイゼルローンでの日々を描く。
    ・・・というより、タイトルどおりユリアンの日記(^-^;)

  • 外伝の中でも愉快で楽しく軽く読めます。
    彼らの薔薇色の日々?なのでしょうか。

  • 仮想宇宙歴史物。
    コーネフいい人だなぁ。

  • ファンにはたまらん上巻です

  • 本編読んだ後だからこそ、イゼルローンでのヤンの日々がすっごく楽しそうに映るんだろうな。本編とは違う軽い感じだけど、心に残る話。ヤン好きにはたまらない一冊です。本編を読破してから読むことをオススメします。

  • 読んでいて本当に楽しかった…。ヤン一家に入りたい〜

  • バイブル。
    人生の座右の書。
    考え方を変えてくれた作品です。

  • ヤン提督好き〜〜なもんでシリーズからこの一冊を。イゼルローン奪取の話も好きだけどね。<br>
    吉野圭吾さんでトリューニヒト議長はどうだろう。

  • ユリアンの視点から描いたイゼルローンの人々の日常。
    ポプラン中佐大活躍です(笑)

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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