OPUS(オーパス)下(リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
4.10
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本棚登録 : 216
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199502224

感想・レビュー・書評

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  • 追悼出版。帯に「真の最終回を収録」とあるが、あくまでも掲載誌廃刊を踏まえた原稿。本来の最終回ではないのでご注意。

  • 筒井康隆的メタフィクションもの。
    新しいわけではない、と思うのだが、漫画で視覚的に見える、穴、ひび割れ、ねじれ、平面が割れて別世界へ、というヴィジュアルが面白い。
    それにしても「セラフィム」でも思ったのだが、今敏の描く幼女はいい。
    そして幼女惨殺という陰惨な一コマも、うーん好み。

  • アニメーション映画で有名な監督、今敏さんの長編作品。最後はやはり、そうかなと思ったけど、それ以上に世界観がこの人にしか出来ない。
    この後のアニメーション作品に全てつながっている。素晴らしいの一言に尽きる。

  • インセプション的な要素があるマンガ。なかなかぶっとんでます。どの世界が本当で、どの世界が作られた世界かわからなくなります。

  • ラストはあれで良かったのではないかと。どこまで進んでも終わりのない物語になりそうだし。

    この世界の現実と漫画の世界の現実が打ち切りという妙な形でリンクしてしまうなんて反則技みたいだ。でも、この作品の面白さとして受け取ることにする。

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  • オチが「こうなるかも」という予測が当たって逆に吃驚。
    勿論連載が打ち切られる予定が無ければあんな事にはならなかったんだろうけど、あれはあれで面白い…かも。
    尻切れ蜻蛉でやっぱり先が気になるけど。

  • 最後の終わり方が秀逸。
    あれ以外ないような気もしないでもない。

  • メタな視点がたまらん。

  • 今先生追悼で出版されたものを購入。
    劇中劇的な感じで、漫画のなかに漫画が出てくる。
    上巻はそれほどでもないけれど、下巻ぐらいからだんだんと互いの世界の境目が薄れてくる感じは見事。読んでて、不思議な感覚になりました。

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著者プロフィール

今 敏(こん さとし)
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。漫画家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、漫画家としてデビュー。漫画作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石 -今 敏全短篇』(以上 講談社・刊)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上 徳間書店/復刊ドットコム・刊)がある。
1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日逝去。享年46歳。

「2023年 『今 敏 MANGA選集 3 海帰線 [ワイド版・生原稿ver.] KAIKISEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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