いびつなボクらのカタチ(上) (CHARA コミックス)

著者 :
  • 徳間書店
4.29
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本棚登録 : 189
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199608452

作品紹介・あらすじ

7年付き合って、生涯を共にしたいとまで
考えていた彼氏に、置手紙一つでフられた佑真。
自暴自棄になり行きずりの男と身体を重ねた翌朝、
実家で一人で暮らしている母親が転んで怪我を
したという報せが入る。慌てて実家に帰ると、
そこには見知らぬ男・伊吹が!!
ところが彼は、介護士の仕事をしながら
男手一つで娘を育て、偶然町で出会った母のことを
気にかけてくれていたらしい。
しかもその彼の娘というのが、佑真が教えている
子供向けピアノ教室に通う生徒・舞花ちゃん
だったことが判明!! 母のことを
「おばあちゃん」と呼び、かなり懐いている様子だ。
お互いに片親同士であるということもあって、
その日から家族ぐるみの付き合いが始まって…!?

感想・レビュー・書評

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  • せつなくて…せつなくて…
    最後の教会でのシーンは号泣しました。
    セクシャルについても考えさせられます。
    ううう本当に切なくていいお話

  • 複雑な事情を抱えた2人が混じりあっていく様子が丁寧

  • 感想は下巻にて。

  • めっちゃよかった〜

  • キャラのビジュアルがいいし、隅々まできちんと描かれていて好みの作家さんです。
    介護職員のシングルファザー×7年付き合っていた相手に振られたばかりのピアノ講師。
    互いに言えない事情を抱えている訳あり同士です。
    打ち明けるのを躊躇するようなあれこれに思い悩みつつも、佑真も伊吹も投げやりになることなく、優しさを持って前向きに生きている姿が清々しかったです。

    佑真と伊吹が知り合ったきっかけは佑真の母親のケガで、伊吹の親切心が佑真の誤解を生んで大騒動になってしまうという…(笑)
    そんな描写だけ見ると、穏やかで優しい家族たちの風景が微笑ましくて、今は佑真の片想いだけど舞花ちゃんのおかげでくっついて4人家族になって幸せになるんだろうなと想像がひろがったり…
    どちらかというとBLよりは、家族の絆というテーマの方が大きかったです。
    佑真と伊吹がくっつくのにも、母親や舞花ちゃんの言動や影響がすごくあって、むしろ形にとらわれない愛の物語みたいな展開でした。
    ここまでのストーリーでは、ちょっと私的萌えとの温度差がありました…エロ目線で読んでいると、なんだか舞花ちゃんたちに大変申し訳なくなってしまい…汗
    佑真の母親も舞花ちゃんも、二人のことをとてもよくわかっていてすべてを受け入れているのが伝わってきます。その上で、佑真や伊吹に幸せになってほしいと心から願っているのもすごく伝わってきますよね。
    この描き方が社会的というか、とても大きなテーマを突きつけているというか、心を揺さぶられるものがありました。
    恋愛は自由だけど、その先は自分たちだけの問題じゃないと佑真も伊吹も考えているんだろうなとしみじみしました。

  • 上、下 通して。

    最高だった。抱えているもの、考えていること、みんな各々の正しさを模索しながら生きてるんだなぁって。
    いびつな歯車だって、嵌って上手く回ることができればそれでいい。見た目の美しさや回る方向だとかに難癖つける必要なんてない。
    不器用でまっすぐな人達は、どうしようもなく愛おしかった。

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