西荻窪ランスルー 4 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 90
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784199804748

作品紹介・あらすじ

入社して二度目の誕生日を迎えた夜、
咲は日向野が別のスタジオに誘われている話を偶然聞いてしまう。
憧れの上司の去就に戸惑いながら、再び“原画試験”に挑戦する咲だったが……。

次の道へと進んでいく者、そして夢を抱いてやって来る者。
「仕事」も「恋」も全力で挑んだ大人たちの青春劇、完結!

感想・レビュー・書評

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  • 「そっか…最終巻だったのか…」という言葉がまず出てきた。

    アニメ業界だけじゃなく、
    会社に勤めてる人みんなが抱えている気持ちだと思う。試験に合格して、次へ次へとステップアップしていく。
    でもその次のステップが見当たらない。
    次のステップがなんなのか、自分でもわからない。
    先が見えない。
    自分が何をしたいのかわからない。
    悶々と考えては、でも同僚には吐き出せない。
    そんな姿を見た先輩は、態度で背中を押す。

    背中を押す。

    色んな先輩と後輩の関係があって。

    ある人へは直接的な激励のような言葉で。
    ある人へはキツイ少しなにかを含んだ言い方で。
    ある人へは、、、、。

    様々な人間関係が進んでいく。
    アニメの世界は狭い世界で、飛び出しても何処かできっと繋がる。
    外の世界はきっとそうじゃないのだろう。
    でも、私はこの狭い世界で生きていく、
    そんな思いが最後に込められているような気がした。

  • できるお姉さん花澤さんの、社長の松本さんへの思い。不器用で無愛想でなにも伝わってないようでちゃんとみていてくれてるシーンに悶え。50にもなって真正面からど正論をたたきつけられるオッサン、と落ち込むシーンもツボ。ナオの、がんばってるんだけど次の目標が、大学の仲間とあっても仕事の話がわかってもらえず楽しくなくて、と悩んでるところにバーンと背中を押してくれる三津さん。主人公のエダちゃんも、頼りにしてた先輩がいなくなる可能性に動揺するも、周りに支えられきちんとわたしは大丈夫ですと言えて。最後はみなそれぞれの場所で成長してがんばってることご描かれて。どこの会社にいたって、この業界にいるならどこかで繋がっている、とエダちゃんが語るシーンが印象に。

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著者プロフィール

■ゆき林檎・・・・・・2015年、青年誌初連載作品となる「西荻窪ランスルー」を開始。

「2018年 『西荻窪ランスルー ④』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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