がんばれ給食委員長 (34) (スプラッシュ・ストーリーズ 34)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 109
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251044341

作品紹介・あらすじ

くじ引きで給食委員長になった小5の元木ゆうな。自分には向かないと思いつつ仕事をこなしているうちに、栄養士のバンビ先生の悩みを知る。問題は給食の食べ残し。そのことで、給食室のおばさんとも衝突している。ゆうなは、緊急で給食委員会を招集。食べ残しをなくすため、自分たちが大好きなメニューを提案するが……。学校給食の厳しいルールと現実にぶつかりながら、次第に自分たちで考えていく給食委員会の爽やかな挑戦!

感想・レビュー・書評

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  • 小5 主人公

    「くじ引きで給食委員長になった小5の元木ゆうな。自分には向かないと思いつつ仕事をこなしているうちに、栄養士のバンビ先生の悩みを知る。問題は給食の食べ残し。そのことで、給食室のおばさんとも衝突している。ゆうなは、緊急で給食委員会を招集。食べ残しをなくすため、自分たちが大好きなメニューを提案するが……。学校給食の厳しいルールと現実にぶつかりながら、次第に自分たちで考えていく給食委員会の爽やかな挑戦!」

  • 「小学生の給食物語=食べ残し問題」と分かりやすいテーマのお話ながらも、登場人物が実にリアルで面白い

    子供が考えそうな事に対して、給食にまつわる仕組みや法律・実際にあったニュース等も説明されていて大人が読んでも勉強になる部分も多い

    子供目線、栄養士目線、調理員目線、先生達目線。それぞれの目線で意見をぶつけ合い、物語としてめでたしめでたしで終わらず挑戦が続いていくのもまたリアルでいい

  • 給食委員会の委員長になってしまった5年生のゆうな

    残菜が多くて栄養士のまさみ先生がピンチになっていることを知り、なんとかしようと給食委員会でアイデアをつのる

    子どもの好きなメニューをつくってまさみ先生に提案するが、栄養や調理法など学校給食の厳しい基準の前に立ち往生してしまう

    牛乳にしぼって改善案を考え、思いついた画期的なアイデアを校長先生にお願いすると……

    学校給食法施行規則にある
    「完全給食とは、給食内容がパン又は米飯、ミルク及びおかずである給食をいう」
    という条文が給食に牛乳が必ずついている根拠であることなど、子どもたちの挑戦の壁となっている現実の法律もわかりやすく解説されている

    子どもの力で問題がすっきりと解決され大団円を迎える、という結末ではないところに誠実さを感じる物語

  • 大人が読んでも給食の献立作りの大変さを改めて知ることができ、日々子どもたちのために給食を作ってくださっている方々へ感謝です。

  • なんとなく借りましたが、予想以上に給食について詳しく書かれており、かつ軽快にストーリーが進むので、楽しく読み進めることが出来ました。主人公にも共感しやすいので、子供も読みやすいと思います。子どもたちにも読んでもらい、給食に込められた想いが少しでも伝わればいいなと思いました。

  • 食べ残し問題に挑戦する給食委員会!

  • 学校給食はこんな思いをして作られている。子供たちが学校給食を考えるきっかけにもなるかと。食育にも。

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著者プロフィール

中松まるは(なかまつ まるは):1963年大阪生まれ。同志社大学卒業。第14回福島正実記念SF童話大賞受賞。受賞作『お手本ロボット51号』(岩﨑書店)でデビュー。『学校クエスト ぼくたちの罪』『ワカンネークエスト わたしたちのストーリー』(童心社)『ロボット魔法部はじめます』(あかね書房)『バード絶体絶命 死を呼ぶメジロの謎』『すすめ!ロボットボーイ』(講談社)など。

「2022年 『ぼくは勇者をたすけたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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