捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ (SDGsノンフィクション食品ロス)
- あかね書房 (2021年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251073112
感想・レビュー・書評
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次から次へと新しいことに挑戦し、その居場所を変えていく。
目指しているところは変わっていないのだけど、見方によってはコロコロと居所を移して行っているようにも見える。
「どっしりと腰を落ち着けて」というスタイルではないけれど、でも目指すところはしっかりとしていて。
なるほどそういうスタイルもあるのだなと思う。
全部自分で、常に自分で開拓していかねばならないけれど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これが小学5・6年の課題図書になってるなんて、スゴイ!!
一番の環境問題は、食べものなんだ、、、
近所のパン屋さんも売れ残りを捨ててるのかな?今度聞いてみたいです。廃棄量を減らすには、私はどうしたら良いかな。。
ショートニングを使ってるかどうかも聞いてみたい。 -
「パンをつくるということは、いのちのバトンをつなぐということなのです」捨てないパン屋なるまで悪戦苦闘した田村さんの半生を描く伝記。
田村さんちはおじいさんの代からパン屋でした、友達に腹パン屋を羨ましがれましたが田村さんは、甘いパンばかり並べているパン屋がイヤでした。子どものころは虫が好きだった田村さんはアマゾンに冒険に行きたいと思っていました。
田村さんちの裏山の木が切られて更地にされてしまいました。田村さんは虫は鳥はどうなったのだろうと心配しました。
そんな田村さんは大学て環境問題の勉強にのめり込みました。就職も自然保護や環境問題に取り組むことにつきたいと思っていましたが、職がありません。実家に帰ったらお父さんから「食べものが一番の環境問題じゃのに」と言われましたが田村さんは聞く耳をもちませんでした。
結局、パン屋に修行に出ましたが、材料に疑問を持って辞めてしまいました。その後、自然の中で仕事がしたいと北海道や沖縄でガイトをやりました。でも自分は本物でない役立たずだと感じていました。モンゴルでエコツアーの企画運営もしました。それが後々田村さんの生き方に影響を与えます。
冬になり日本に帰ってきた田村さんは、実家に帰ると両親がパン屋をたたむと言うので、田村さんが、天然酵母と石窯のパン屋にして手伝うことにしました。
環境やホンモノにこだわる田村さんは、その後も思考錯誤して、捨てないパン屋になっていきます。
環境問題、働くとは、幸せとは、ホンモノとは田村さんの思考錯誤、紆余曲折、奮闘を経て、たどり着いた捨てないパン屋になるまでの話。2022年小学高額な課題図書だが、大人が読んでも自分の生き方を見直すきっかけになるだろう。 -
2022年高学年課題図書
酵母のいのち
薪のいのち
いのちをいただくということ
廃棄が出てしまう経営に悩み
お客さんを満足させることとの板挟みになり
やがて見つけた理想のカタチへ -
命を頂いてることに感謝。
あたりまえのように食事しているけど、もとは命だ。
忘れがちな気持ちだけど絶対忘れてはいけないと思う。
食品ロス、働き方、考えることも大切だが、一歩でもいいから行動を起こすことを始めたいと思った。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00620267
捨てないパン屋として評価される田村陽至氏の人と思想を、食品ロスの専門家として数多くの受賞を誇り、食品ロス削減推進法成立の原動力となった井出留美氏が活写する。田村氏のモンゴル滞在の経験や、ヨーロッパへのパン修行の旅など、美しい自然風景と感動的なエピソードを交えながら、捨てないパン屋になるまでの葛藤を通じて、自然への深い愛情と、食品ロスなき未来への希望を描いたノンフィクション。
(出版社HPより) -
<閲覧スタッフより>
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所在記号:289.1||タム
資料番号:10263041
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053965
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☆農学部図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC09301707