エロイカより愛をこめて (30) (プリンセスコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 98
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253074810

感想・レビュー・書評

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  • この巻というより、シリーズ全体への★です。
    自分的には★5つだけど、万人受けではないと思うので、4つに。

    どの巻も、読み終わって、あー面白かった!青池先生、いつまでもお元気で長く描き続けてくださいと祈ってしまう、大好きなシリーズです。

    最近のは世界情勢の絡んだお話なんかもあり、少女漫画版ゴルゴ13のような趣きも(笑)。

  • ISBN:4253074812<br>
    【ストーリー】<br>
    「鉄のクラウス」とあだ名されるコワモテ軍人のNATOの少佐と、美形の男色家で美術品専門の泥棒である怪盗エロイカ(伯爵)と、旧KGBのベテラン大御所の「小熊のミーシャ」がお互いの思惑を抑え込みながら時に敵対し時に共同戦線をはる。<br><br>
    世界のあちこちの時事・軍事ネタを扱うスパイ漫画(コメディーでシリアス)。<br><br>

    28巻より始まった「ビザンチン迷路」編の完結と、「Z」シリーズの最終話(「Z・?」)を収録。<br><br>

    「ビザンチン迷路」Part.3:偽装自殺して世を欺き生き延びていた元KGBの工作員、「大鴉」がトルコ国内で11年経過した今目撃されその追跡劇が始まった。
    大量の爆薬を仕入れて彼が仕掛けた20年前の破壊工作が、眠りから呼び覚まされようとしている。<br>
    大鴉に近付いてその仕掛けを横取りしようとするトルコのテロリストと、陰謀を食い止めるため鍵となる宝剣を追ってカッパドキアまで追跡する
    少佐・ミーシャ・伯爵勢と、どちらが先にその仕掛けに到達するのか。<br><br>

    「Z」のファイナルストーリー:少佐の部下で情報部の一番ペーペーであるZ君が主役のちょっとシリアス度の高いシリーズ。<br>
    今回は燃料電池の技術者の子供である少年を護衛すべく危険に晒されながら立ち回る。<br><br>

    【感想】<br>
    本編(30巻)では工作の全貌が知れ、スリリングな争奪戦が実にエキサイティングである。<br>
    場面展開・移動過程の躍動感とキャラクターの性格・個々の役割が相変わらず巧妙に描けていてうまくまとまっている。<br>
    初期の頃の超能力者が出てくるギャグ漫画テイストのノリから見ると格段に変わったが、真面目な軍事戦略もキャラの持ち味で噛み砕いて伝わってくるのが独特で面白い。

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著者プロフィール

漫画家。1976年から連載開始した『エロイカより愛をこめて』で爆発的な人気を得る。1991年、日本漫画家協会賞優秀賞受賞。『エル・アルコン-鷹-』『アルカサル-王城-』は宝塚歌劇団で舞台化もされた。

「2022年 『総特集 青池保子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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