天つ雷鳴 時代シリーズ 11 (プリンセスコミックス)

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  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253075398

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  •  古代物の連作集。
     表題作は多くの作家が手掛けてきた大津皇子の物語だが、従来の印象を変える人物作りは如何にも作者らしい。
     政治的要素よりも、出生の秘と同母姉への禁忌に軸を置いた、謀反疑惑の一解釈と言える。
     (「明日香の王女」と重ねて、改めて大海人皇子嫌いも窺えたり。)
     周辺で犠牲となる但馬皇女の恋を今まで好意的に見られなかったのは、里中満智子「天上の虹」による擦り込みかも。
     穂積皇子の情けなさは共通するものの、「風の祭」で傷つく皇女の姿は可憐。

  • ひ弱でもない、賢そうな草壁皇子がいい。

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