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- Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253095341
感想・レビュー・書評
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『家族の肖像』
いつもと変わらない日常。いつもと変わらない風景。ずっとずっと、そんな日々が続くと思っていた。
――そんな思いが浅はかである、という現実が突きつけられる。
ある昼下がり。虎ノ介が、吐血して倒れた。病院に連れていこうとするブンを尻目に、モルヒネの調達へと歩みを進める煌。「虎は、娘の傍で余命をまっとうすることを望んでいる」。そう、彼の命はもはや風前のともしびだったのだ。彼等は歩みださなければならなくなった。虎ノ介のために。そしてなにより、アリサと自分たちのために。
『ボイス』
救より売れっ子の秋吉。彼には、姿なき魔物がとりついていた。いつでもどこでも、声が聞こえる。見知らぬ人間の声が。
秋吉の手伝いに駆り出された救は、ブラブラしている煌もを巻きこみ、秋吉を手伝う。そして煌は、秋吉が姿なき魔物にとりつかれていることを知る――。
『ファイティングガール』
こぶしが飛ぶ。鼻血がほとばしり、顔がはれ上がる。「お兄ちゃん、やめて!」叫ぶが、兄はとまってくれない。
父親が単身赴任してから、兄の暴行が始まった。それに耐える葉月。「あたしがいけないんだ。あたしが悪いことをしたから」。
あるとき、葉月はドラッグストアで消毒液を万引きする。それを見咎めた煌が、葉月を制し、彼女に消毒液を買い与える。そして彼女は気づく。葉月の体にある、不自然な暴行跡に。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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