コミック星新一☆親しげな悪魔

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 428
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253104630

作品紹介・あらすじ

ショートショートの神様、星新一先生の作品を、気鋭の作家たちが腕によりをかけてコミカライズ

感想・レビュー・書評

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  • 石黒正数氏と西村ツチカさんが参加してたので読んでみた。石黒正数氏と西村ツチカさんの作品も良かったが・・・・何といっても・・武嶌波氏が描く・・”親しげな悪魔”と渡辺ペコさんが描く・・・”妖精”と白井弓子さんが描く・・・”ひとつの装置”がGood!!

  • 星新一が昔から大好きで、彼のショートショートはもちろん、ショートショートを読破した後にショートショートの広場まで手を出したくらい大好きなわたし。

    文章で読めばタイトルとか、最初の数行ですべてのストーリーを詳細に思い出せるくらいに何十回も読み込んでいるのですが、漫画で読んでみると全く思い出せない。むしろこんな話あったっけくらいの勢い。変な感じ。

    星新一にあまり思い入れのない人が読む分には、いいかもしれないけれど、星新一が大好きな人には絶対物足りないと思います。

    文章で読んで、自分で補完するからこそあの星新一独特な不思議さとか不気味さとかが出るのであって、漫画ではやっぱりちょっと違う。

    NHKで放送していた「星新一ショートショート劇場」みたいに、ただただ忠実に漫画化してくれた方が良かったかなという感じ。

  • まんが
    SF

  • SFショートショートの神様、星新一氏の作品を
    様々な作家さんが各々の解釈で話を再構成・・・
    するのではなく、純粋に描き上げた短編集。
    漫画にした事で更にクオリティが向上した作品もあれば
    漫画にしてしまった事で味気なくなってしまった作品もあるのが玉に傷。

    氏の作品はドラマ世にも奇妙な物語に数々のお話が採用されているし
    実際に採用された作品も収録されてるので
    世にも奇妙な物語ファンにもお勧めできる一品。

    原作を読んで意味不明だった「疑問」が
    最新刊で道満晴明さんが描いていらしたので読んでみたけど
    結局オチの意味が解らなかった。一体どういう意味なんだろうか。

  • 星新一をコミカライズした作品はいろいろあるが、秋田書店のこのシリーズは人気作家さんも多く(つまり画力が高いし、表現方法も色が出てる)、品質が高いのでお気に入り。個人的にこの本に収録されている作品の中では『妖精』が好き。どんな時代でも多くの人間が抱えている本質を端的に、だけどわかりやすく皮肉っている。また、こうしたオムニバス作品だとこれまで自分が知らなかった作家さんを知ることができる点もいい。単純に絵柄だけなら、西村ツチカさんが好き。

  • 白井弓子 「ひとつの装置」★
    石黒正教 「ねらった金庫」★
    奈々巻かなこ 「たねの効用」
    武嶌波 「親しげな悪魔」★
    KUJIRA 「愛の作用」
    渡辺ペコ 「妖精」★
    道満晴明 「疑問」
    青木俊直 「意気投合」
    西村ツチカ 「もてなし」★
    鈴木志保 「花とひみつ」★

  • どの話も面白いけど、コミカライズとしては道満晴明、西村ツチカ、鈴木志保の作品が好き。

  • 道満晴明さんと西村ツチカさんの描くコミカライズがものすごく好みでヒャッハーでした。星新一はよく読んでいたけれど原作とはまた全然違っていておもしろい。

  • 星新一氏の作品には、ロボット、宇宙、悪魔がよくでてくる。
    ヒトの心には、悪魔的なところがあるのですね。
    またロボットを通じて心というものをテーマにしているのですね。

  • 西村ツチカ目当てで購入。独特の間がここでも生きているように思った。
    どの短編も鮮烈。星新一のショートショートはどんな形になっても輝くものなのだと実感した。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星新一の作品

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