ザ・クレ-タ- (2) (秋田文庫 1-22)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253170154

感想・レビュー・書評

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  • 「墜落機」が一番好きでした。救いはない話だけど、せめてもの抵抗という心情が見えてような気がして。
    「鈴が鳴った」「海の姉弟」と救いのない話は多かったように思う読後です。「生けにえ」はどうなんだろう。あの幸せの瞬間があったことを、どう捉えるかなのか。どちらにしろ、残酷な話ではあるよなぁ。残された方も。

    「ザ・クレーター」2冊は古本で入手したのですが、カバーと中身が入れ替わっているというおかしなことになってまして。カバーは2巻だけど中身は1巻でした。カバーが1巻の方は、中身は2巻。
    すごく違和感ありましたね、当たり前なのですが。
    まあ、中身が違うものではなかったので、それが救いです。こういうのって、乱丁・落丁のどちらになるのだろうか。広い意味では乱丁なのか?
    製本工程でのミスではないので、当てはまらないというのが正解ですかね。

    とんだトラップもあったものです。やはり、新刊で買うのが一番。

  • 火の鳥もそうだけど、手塚治虫のマンガに出てくる主人公は悲運に見舞われ、初めて生命の大切さに気付いたり、大事なものに気付いたりする。愚かなり人間。だけど、暖かい眼差しで人類の平和を願っている、そんな心が感じられる。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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