- Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255004327
感想・レビュー・書評
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第1章「脳は、私のことをホントに理解しているのか?」から始まる高校生への講義をまとめた本です。脳科学をわかりやすく伝えています。「子供はなぜ甘いものを好むか、大人はなぜビールを好むか等々も」。知的探求に。
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はい、ふにママ大好物の脳科学系です。
ほぼ日で知った、池谷先生の本。高校生相手に講義した内容を書き起こした本です。
まだ、第1章なんだけど、錯視とか面白くて、長女に「読め!ここまで読んで、これを見ろ!」って途中までのつもりで読ませたら、そのまま取られた(^_^;)
読んでほしい内容もあるから、嬉しいんだけどね。自分が面白い!と思った本に興味を持ってもらえると、こんなに嬉しいのね。
ゲシュタルト崩壊とかね、錯視とかね、そういう話いっぱい持ってるよ、ママ。
これからいろいろ、君も脳に騙されるからね、これからね(悪笑)
ふりがななんてほとんどないのに、感覚で読み飛ばしていく小4になった長女の読書筋の発達には目を見張るよね。
問題は、いつ、続きが読めるかだな。
読みたいよ~返せよ~・・・(苦笑)
講義スライドもWEBで見られます。
http://asahipress.com/brain/ -
とても面白かった。自分が何かを行動する前にすでに脳が準備を始めていること、サブリミナル映像を見せると脳が無意識に意識していること、とても衝撃的な出来事であった。また神経回路にある入力を行うとべき関数に則った出力、秩序だったことが生じることに生命の凄さを感じた。また読み直してみたい本。
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「正しいは好きの言い換えに過ぎない」
言葉で凝り固まった頭がほぐされた一文。
たしかに脳は単純なんだ。
だけど私は複雑で、悩んで、喜んで、怒って、落ち込んで。
読むと自分が変わる一冊。 -
現役研究者が語る。認知科学に関する本は何冊か読んだことがあり、『Mind Hacks』などで知っているネタが半分ぐらいあったが、密度、スピード、鮮度、リアリティが凄い。動画とかもあるので、パソコンを手元に置きながら読むべき。
ライフゲームに関して一章が割かれている。筆者は脳との類似性を主張しているがそれには同意できなかった。私には、どちらも数学的な構造の別の現れ方で、「信じたがる脳」的なパターン認識の現れだと思った。 -
小説と違って、こういう本はレビューを書くの難しくて。
私、ヘンな解釈しがちだから。
論点違いのトボけたこと書きそうでコワイ。
私は日頃、自分をコントロールできていないと感じる
ことも多くて、選択した結果に「そっちじゃなかったわー」
とガックリすることもよくあります。
脳のゆらぎや脳ノイズの影響かなぁ。
まだ私の脳は最適最短ルートを見つけることが
出来ていないんだろうな・・・(アホだわ)。
でもこの年になっても、私がそれなりに生きてるって
ことは、私の脳は選択ミスを繰り返しながらも、
ギリギリのラインで何とか踏みとどまって、
必死に処理してるってことなんでしょうね・・・。
頑張ってるんだね、脳みそ。 -
または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義 ―
http://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255004327/ ,
http://www.asahipress.com/brain/ -
とても難しい本だと自分にとっては感じたが、興奮というかわくわく感は伝わってきた。脳というのは自分が考えるほど、狭い領域のものではなく、自分の意識を超えた、自由な発想ができる存在であることを感じた。普段生きている中で、自分の執着やこだわりに固執することが多いけれど、脳はこだわることなく、また日々の煩わしいことにとらわれることなく存在しているのだなあと感じた。