マンガでわかる心の不安・モヤモヤを解消する方法 (IKEDA HEALTH BOOK)

著者 :
制作 : 優輝 光太朗  サイドランチ 
  • 池田書店
4.06
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本棚登録 : 135
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784262123608

作品紹介・あらすじ

◆特徴
★「また、失敗したらどうしよう…」 そんな心が軽くなる方法を紹介。
★心のしくみを知り、考え方を変えることで、不安を解消する。
★心のケア(認知行動療法 ※)の第一人者、大野裕による解説。
★深呼吸によるリセット法、筋弛緩法、ルーティンなど、テクニックも紹介。

【繰り返し読みたくなる“心のヒント”を紹介。】
●不安にもメリットがある!?
●危険を過大評価していませんか?
●気持ちを抑えすぎないようにしましょう
●不安が強ければ、人に話すだけで心が軽くなる
●SNSが不安を強めるワケ
●完璧主義の心の負担を軽くする3つのポイント

※自分の心をコントロールする方法で、うつ病や統合失調症などの治療に活用されています。
本書では、認知行動療法を「不安・モヤモヤ」を解消する方法として紹介します。
目の前の出来事を客観的にとらえ、自分の状態や考え方のクセをつかみ、
考え方や行動を変化させます。

【あらすじ】
笹木優子は、ちょっとしたことでクヨクヨする性格。
30代になり、リーダーを任されるがうまくいかず、不安をもつように。
「自分は期待に応えられないダメな人間」と自らレッテルを張り、
「会社に行きたくないなぁ」と思っていたところ、
(架空の)不安解消アプリ「OHNO」の存在を知る。
“考え方を少し変えるだけで、あなたの心は軽くなる。”
アプリ内にはガイド的キャラ「OHNO」が登場し、
認知行動療法に基づいた不安解消のヒントをくれる。

24歳の“いじられキャラ”の後輩男子や、
部下との付き合い方がわからず高圧的な態度になってしまう51歳管理職も登場。
それぞれの不安な心を、「OHNO」が解きほぐしていく。

【著者より】
私たちは、ひとりでなんでもできるわけではありません。
ところが、忙しい現代社会になって、
いつの間にか“自分ひとりでなんでも頑張らないといけない”
という考えが強くなってきているように思います。

不安を感じることもあるでしょう。
クヨクヨする自分がイヤになったりするかもしれません。

でも、大丈夫。不安を感じるのは決して悪いことではありません。
不安にはデメリットだけでなく、メリットがあるのをご存知ですか?
大切なのは、不安を利用し、上手に付き合っていくこと。
それが、モヤモヤした心を軽くする近道なのです。 大野裕

感想・レビュー・書評

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  • マンガなのですぐ読めて実用的。
    WhyよりHow questionで対処法考える切り替え大切。

  • 仕事に対して「不安」を感じて、それを解消する手段のひとつになるかと思い手に取った。

    1.危険を過大評価
    2.自分の力を過小評価
    3.周囲の力を過小評価

    などは、そうだな、と納得する点であった。
    「嫌われる勇気」などを読んでから、ありのままの自分を受け入れるようになってきたので、そんな自分でも「これでいいのだ!」と思っている。

    不安に感じることが悪い訳では無い、本書でも書かれているが、不安を多く感じるひとは、慎重であり失敗がすくない。
    一見悪い面だけみえるけど、良い一面もあるのだ、と。

    得るものが多い本ではなかったけど、半分漫画であり、読みやすい本だったと思う。

  • 不安の対象を明確に書き出す。不安を解消するにはどうすればいいか考える。きちんと相手に伝える。優先順位を決めて、一つずつスモールステップでクリアしていく。不安はあったほうがいい。不完全な自分を受け入れる。

  • 自分がどうしても緊張してしまう時に、上手く落ち着く方法などの本です。

  • タイトルを見てつい購入してしまった。
    このような本に手を出すとは、心の弱い人のようで恥ずかしいと思う。でも、実際に弱い人なんだろう。そして、読んで良かったと思う。
    漫画でわかる、とあるが、重要なところはきちんと文章で整理されて書かれており、緩急があって理解しやすかった。まずはじめに、不安になること自体は悪いことではない、とされているのに、正直なところ、ほっとした。また、不安を解消するために、あるいは、不安とよりよく付き合うために、どのような具体的な手段があるかを紹介してくれていて、そのことも自分に安心感をもたらした。
    別の本で、「心配事は90%問題がない」「くよくよしているのは無駄である」とか、極端に言うとそういった内容のものも手に取った。しかし、そういった心構えや、認識の問題については、悩んでいる本人は痛いほどわかっているのではないか。頭では、もちろん心配事に囚われたくないと思っている。それにもかかわらず、気が付けば不安なことばかりで頭がいっぱいになっているから、困っているのではないか。
    本書では、そもそも不安がもとからダメなものともいっていない。また、不安をどう解消するのかの具体的な方法を挙げてくれている。例えば、自分の意見を言うときの内容のポイント。確かに、意見が上手く言えないとか、もしくは本当は言えるのだが他人に遠慮していることによって、かえって問題が深刻化していることがある。
    私は、自分が病気の一歩手前なのだと思っていたが、もしかすると、自分と同じように本書を読んで少しでもほっとしている人はいるのかもしれない、と思った。

  • マンガなのでスラスラ読めます。
    また、日常的に試しやすい方法がたくさん書いてあります。

  • 精神科医が監修している本書です。なんとなく気持ちが落ち着かない・モヤモヤするなど、漠然とした不安を感じている方には、軽く読める良書だと思います。
    内容は認知行動療法をベースとして、とても分かりやすくモヤモヤの正体をはっきりさせられるよう導かれています。また日常レベルでトライできそうなアドバイスも書かれており、一読するだけで少し心が軽くなるような印象を受けました。
    悩んでいる側の人に寄りすぎることなく、また医療側に寄りすぎることなくニュートラルに書かれており好感が持てました。

  • マンガなのでスラスラ読めます。 
    丁度仕事に対して不安を感じていたので、読んでみました。人間が不安を感じるのは、3つの評価のうちどれかに起因するという考え方が為になりました。  
    その評価をもとに自分が何に対して不安を感じているのか言語化することで少しは楽になれたので、読んでよかったです。

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著者プロフィール

一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長、ストレスマネジメントネットワーク(株)代表
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学教授などを経て現職。日本認知療法・認知行動療法学会理事長。認知療法活用サイト「こころのスキルアップトレーニング」監修。著作に『はじめての認知療法』(講談社、2011)、『こころが晴れるノート』(創元社、2003)、『認知療法・認知行動療法 治療者用マニュアルガイド』(星和書店、2010)、『不安障害の認知療法』(監訳、明石書店、2013)、『〈正常〉を救え──精神医学を混乱させるDSM-5への警告』(監訳、講談社、2013)、「認知行動療法の新しい潮流シリーズ」(監修、明石書店)ほか多数。

「2016年 『ベックの認知療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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