恐怖と怪奇名作集 5

著者 : レイ・ブラッドベリ 矢野浩三郎

• 岩崎書店 (1999年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ao-nekoさんの感想 · 2023年9月23日]

児童向け海外ホラーアンソロジー。
コップ「逃亡者と運命」は何度か読んでいて好きな作品です。つくづく恐ろしい、のだけれど傍目にはユーモラスに感じる部分もあります。
ブラッドベリ「監視者」、グッドウィン「まゆ」はどちらも、虫嫌いなら悲鳴を上げてしまいそうな恐ろしさ、というか気持ち悪さに満ちています。とにかくおぞましいとしか言いようのない作品です。どっちも嫌だなあ。

著者プロフィール

1920年、アメリカ、イリノイ州生まれ。少年時代から魔術や芝居、コミックの世界に夢中になる。のちに、ＳＦや幻想的手法をつかった短篇を次々に発表し、世界中の読者を魅了する。米国ナショナルブックアウォード（2000年）ほか多くの栄誉ある文芸賞を受賞。2012年他界。主な作品に『火星年代記』『華氏451度』『たんぽぽのお酒』『何かが道をやってくる』など。

「2015年 『たんぽぽのお酒　戯曲版』 で使われていた紹介文から引用しています。」