永訣の朝: 宮沢賢治詩集 (美しい日本の詩歌 11)

著者 :
制作 : 北川 幸比古 
  • 岩崎書店
4.26
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本棚登録 : 104
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265040513

感想・レビュー・書評

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  • 永訣の朝。
    これも、教科書に載っていた。切ない。妹との別れ。

    身内との別れはこれほど寂しいものなのだ。と、感じた。

    そして、アメニモマケズも載っていて本当に
    いい本だった。

  • 2歳違いで兄賢治の理解者、妹のトシがいた。

    そのトシと永訣する朝のできごとだった。

    涙を流しながら読んだ人は多かっただろう。

    賢治の詩集名に「永訣の朝」を選んだのには、 

    意味があったのだ。

    賢治とトシの別れ、その後の詩がまとまっている。

    「永訣の朝」という詩から、賢治を知った人は、

    幸せ者である。

  • 永訣の朝とあの黒い黒雲がが好き。

  • 日本語ってこんなに……
    なんだか……
    レポートとか記録とか書いてても、優等生的な文章書いたり、どっかから見つけた言葉使ったり、最近そんなことばっかりしてたなぁと思った。
    ただ読んでるだけなのに泣きそうになる。
    ほんとうの自分の言葉。
    もう、ケンジニストになってもいいかもと思えるほど感銘を受けた。雨にも負けずだけじゃなかったんだな。
    自分が死ぬ時には、眼にて云う を思い出せるように生きたいな。

  • 「あめゆじゅとてちてけんじゃ」

    宮沢賢治の詩集を読もう!と思ってたまたま手に取ったのがこの1冊。
    そうか、永訣の朝とはそういう意味だったのかと、借りてだいぶたってから気付いたおバカな私。
    賢治の妹を思う気持ちが溢れ出すような一つの詩。声に出して読んでいるとだんだん声が震えてきてしまうのがよく分かった。一言一言噛み締めて読もう。
    あめゆじゅとてちてけんじゃ(あめゆきとってきてください)

  • 宮沢賢治の世界はおとぎ話のような現実観に溢れてます。永訣の朝は特に心にしみます。

  • 「永訣の朝」

  • 久々に読んでみた。澱んだ心に清清しい風が吹いたようように気持ちよかった。

  • はじめての宮沢賢治詩集。挿絵も繊細で空間があって、すごく見やすくて読みやすかった。 用語の解説も巻末でなく同ページの下段にあるのがうれしい。
    難解な部分も多いけど、理解しようというより、感覚な部分で楽しみました。 お気に入りは『アンネリダタンツェーリン』。かわいい。『生徒諸君に寄せる』。元気出る。 『春と修羅』も好きだけど、これはアニメ「kenjiの春」に出てきたの見てたから、イメージ しやすかったのもあるかも。それと『詩集 春と修羅 序』も好きです。

  • 賢治の詩や文には理系用語がたくさん出てきますが、その説明がついていてうれしい。挿絵も美しい。

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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