じぶんの木 (えほんのぼうけん 8)

著者 :
  • 岩崎書店
4.20
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本棚登録 : 118
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265070282

作品紹介・あらすじ

わたるの一番の友だちは、熊撃ちだった「伝じい」。伝じいは、さいごに話してくれた。だれにでも、「じぶんの木」というものがどこかにあるんだ、と。伝じいの木は、どこにあるのかな。ぼくの木も、どこかでそだっているのかな。自然とともに生きる者のたくましい姿、すべての命を尊ぶ繊細な心を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 老いて死ぬまでに自分だけの死生観を持てるようになりたいです。

  • 「わたるの一番の友だちは、熊撃ちだった「伝じい」。
    伝じいは、誰にでも『じぶんの木』というものがどこかにあるんだと最後に話してくれた。
    伝じいの木はどこにあるのかな。」

  • 2022/09/07 平成29年度生 6学年時 平成30年度生 5学年時 2学期 秋

  • 2017.10 5-1

  • 小学生のわたるの村一番の友だちは93歳になるひいじいちゃんの伝じい。
    このふたりの語らい。
    じっくり ゆっくり 伝じいの言葉を 噛みしめて 読む。

  • 命の意味と死について伝える絵本。胸に迫る。

  • 死んだあとどうなるか。大きな自然の循環を心のよりどころとするのもよいのではないか。宗教が教える死後の世界に変わるものを作っていくことも必要なのではないかと考えさせられた。

  • 松成真理子さんが描く山がすごく素敵です。

  • 26年度(5-2)(4-2)(4-3)(3-1)(2-3)

    10分

  • 主人公は、過疎の山村に住む、村唯一の小学生のワタル。ワタルの遊び相手は、93歳になる曾祖父さんの伝爺。伝爺は、若い頃、熊撃ちの名人だった。
    昔は、大朝日岳を背に近隣の山々で熊を仕留めた伝爺も、寄る年波には勝てず、体調を崩して町の病院に入院してしまった。10歳のワタルは、大好きな伝爺のお見舞いに、町の病院まで1時間かけて自転車で通う。
    病室では、伝爺から熊撃ちの話や山の話などたくさんの話を聞かせてもらう。その話の内の一つが、「じぶんの木」である。人が生まれると、どこかの山に木が一本生える。それがその人の木になる。

    山に自分の木がある話は、20年以上前に聞いたことがあった。

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著者プロフィール

1957年山形県生まれ。児童文学作家。読み物の作品に『ぬくい山のきつね』(新日本出版社/日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞受賞)、『じぶんの木』(岩崎書店/ひろすけ童話賞受賞)、絵本の作品に『たぬきの花嫁道中』(岩崎書店/日本絵本賞受賞)、『いのちがかえっていくところ』(童心社)、『すずばあちゃんのおくりもの』(新日本出版社)他多数。

「2023年 『じゅげむの夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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