どっちでもいい子 (おはなしガーデン 57)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 154
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265072675

作品紹介・あらすじ

両方とも好きだから、「どっちでもいい」と言ってしまう。優柔不断に思われたり、目立たないといわれてへこんでしまう。そんな自分が変われるのか。夢中になれるものは?

感想・レビュー・書評

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  • ゆいりんさん(なんと小学三年生!)の本棚で見つけました

    小学4年生のはるのお話です
    いつも選べずに「どうっちでもいい」
    そう言ってしまいます
    そして自分が「いてもいなくてもどっちでもいい子」
    だと聞いてしまうのです

    でも、ヒップホップをならうことで
    はるは自分をかえていきます

    自己肯定 大切ですよね

    ≪ 知らないよ 明日の私 今はまだ ≫

  • 小学4年生のはるは、クラスで
    「いてもいなくてもどっちでもいいこ」
    と言われてしまう。
    なんでも、どっちでもいいよ。と言ってしまう自分。
    あるとき、はるのうんめいをかえるヒップポップスクールの体験に行ってみて…

  • 埼玉夏休み推薦図書中学年の一冊です。

  • 人に嫌われたり気にしたりし過ぎて、何を選ぶにも「どっちでもいい」と言ってしまうはる。目立つクラスメイトに「いてもいなくてもどっちでもいい子」と言われて落ち込むが自分を変える事ができない。たまたま話すことになった玲奈、そしてヒップホップに出会い、少しずつ変わっていく。最初ははっきりしないはるにイラっとするが(笑)こういう子、多いと思う。何か本当に好きなものや大切な人が見つかるって強く成長できるね。

  • どっちでもいい、って優しい気もするし、適当な気もする。場面によっても違うんだろうけど、子どもと大人でも受け取り方は変わってくるんだろうなぁ。
    いてもいなくても、どっちでもいいこ。これはけっこう心にくる。私もはるちゃんみたいに笑ってごまかしてしまうことあったから、わかる〜と思った。

  • 人の顔色を窺ったり気を遣いすぎているうちにどっちでもいい子転じてどうでもいい子になってしまう。自分らしさを見つける物語。

  • なんて嫌なタイトルなんだろう。
    杏ちゃんみたいな子はいるなあと思ったが、とても不愉快な気持ちになった。いじめられっ子だった遠い昔を思い出した。魅力的な子も出てはくるけれど、もう少しどうにかならないかなあと思った。
    小学4年生が読んだら、どんな感想を持つのだろう。

  • 「チョコレートケーキとショートケーキ。
    「はる、どっち食べる?」とお姉ちゃんが聞いてきた。
    「どっちでもいい」いつもそう。でも、クラスで聞いてしまった。
    「いてもいなくても、どっちでもいい子」
    私って、そんな風にみられていたの?」

    主人公は小4
    ヒップホップに出会い、ちょっと変わる、好きなものができる。でも、そんなヒップホップ教室でクラスメイトに出会ってしまい・・。
    「楽しい!」読書ではないが、共感できる子、元気もらえる子、いるかもね。

  •  自己主張のできないはるは、クラス替えがあってから、なかなか友だちができず、クラスメイトからも「いてもいなくても、どっちでもいい子」と言われてショックを受けた。
     
     ある日偶然公園で会ったクラスメイトの玲奈とは、スラスラ話すことができて友だちになれた。それからはるは、少しずつ自分に自信が持てるようになっていく。

  • 図書館本。小学3、4年生向き夏休みすいせん図書。「どっちでもいい」と一歩も二歩も引いて、目立たないように過ごすはる。ふと見学したダンススクールにビビビっとくるものを感じて、習い始める。少しずつ殻を破って、ありたい自分を模索する。綺麗事だけでないストーリーに好感。

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著者プロフィール

北海道生まれ。北海道芸術デザイン専門学校卒業。全国で講演、読み語りを行い、小学校の国語、道徳の教科書に、絵本が掲載されている。『とくべつないちにち』(ひさかたチャイルド)で、タイ・ブックスタートアワード賞、『ムカッ やきもちやいた』(くもん出版)で、児童文芸幼年文学賞、『くれよんがおれたとき』(くもん出版)で児童ペン賞絵本賞、『ばあちゃんのおなか』(好学社)で、けんぶち絵本の里アルパカ賞を受賞。日本児童出版美術家連盟会員、日本児童文芸家協会会員。

「2023年 『えらいこっちゃ! はじめてのプール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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