はじめてよむ日本の名作絵どうわ (5) わらぐつのなかの神様 (はじめてよむ日本の名作絵どうわ 5)

著者 :
制作 : 宮川 健郎 
  • 岩崎書店
4.25
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265085057

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「わらぐつの中には神様がいなさるでね」というおばあちゃんが話し始めたのは、おみつさんという働き者の娘さんの話。かわいい雪下駄を見かけ、どうしても欲しくなったおみつさんは、自分でわらぐつを編んで、それを売って稼いだお金で雪下駄を買おうと思い立ちます。しかし、わらぐつを編むのは思った以上に大変なことで、編み上りは不格好になってしまいます。それでも、使う人が寒くないように、長く使えるようにと、心を込めて作り上げました。さて、市の日。野菜と一緒に編んだわらぐつを出してみましたが、からかう人はいても、買ってくれる人はなかなか現れません。そんな中、若い大工さんが買ってくれました。彼はその後も、市にわらぐつを出すと買ってくれました。何者なのでしょうか。

    やだもう、おみつさんのお話、素敵だわ!おみつさん、すごく良い子だわ!加藤美紀さんのイラストがとてもかわいくて、これも良い。高田の子には、ぜひ読んでもらいたい。
    自分にできることを、心をこめてするのって魅力的だよね、と思えるおはなし。

  • 初めて教科書で読む小学生が楽しめるのかどうかわからないが、遠い昔に小学生だった私はとてもいいお話だと思う。
    先生、国語の授業がんばって!と思う。

  • 村人に好かれてたってのは、自分自身の印象なんだろうか。
    これ、おじいちゃんはお風呂屋さんに行ってるのね。
    お風呂屋さんってものも、多分もう今の子たちは思いが及ばないだろうから、最後に、なんでお風呂に行ってるおじいちゃんが、外から帰ってくるの?と思うかもしれないな。

    杉みき子さんの本は新しいのが全然でてなくて、こうやって新しい本が出るのはとってもありがたいけど、できれば、教科書に載ってないお話しも欲しいなと思います。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

新潟県高田市(現上越市)生まれ。1957年『かくまきの歌』で日本児童文学者協会新人賞、著書は多数あり、教科書にも多くの作品が掲載されている

「2009年 『杉みき子選集 6 ぼくとあの子とテトラポッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉みき子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×