ことわざ絵本

著者 :
  • 岩崎書店
4.00
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本棚登録 : 913
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265800377

作品紹介・あらすじ

日本人のくらしの中で、ながい間使われつづけてきた「ことわざ」を、見聞きの片ページでその意味や使われ方を紹介した上で、もう片ページで、五味流の現代的解釈による、新しい「ことわざ」再創造の冴えを見せている。古くから使われてきたがゆえに、子供にとって馴じみにくいことわざを、今の子供のくらしにとけ込ませて再創造したところが面白い。たとえば、「船頭多くして船山にのぼる」は、「主役ばかりじゃ芝居にならぬ」-というように…。イラストによる表現は、いっそう「ことわざ」のもつ、意味や意義をきわだたせている。-百聞は一見にしかず-!

感想・レビュー・書評

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  • 見開きページ左側の五味自身によることわざの現代的解釈がユニークで面白い。
    絵も手書きの文字も素晴らしい。

  • 30年近く前、小学生の時に学童に揃っていて好きで好きで繰り返し読んでいた本。
    たまたま寄った書店の五味太郎氏のコーナーに2巻とも背を見つけて即購入。

    思い出補正を差し引いてもやっぱり面白いし、いま読むと改めてそうだなぁ…と気付く事もあり。

    五味さんによる意味の解説がわかりやすい上に、五味さん流アレンジ版ことわざが更に補完してくれているので、読み終わる頃にはすっかりことわざ使いになれます。


    117刷
    2021.1.11

  • 大好きなかんじ

  • なにか日常で繰り出せることわざを探しているムスメ8歳に借りようとした、図書館本。

    見開き右は、既存のことわざの絵と説明。
    見開き左は、五味太郎さんが考えた、似た意味のことわざの絵と説明。

    全ての漢字にふりがながあるわけではないので、2年生には厳しいかなー。
    新聞のテレビ欄裏にある漫画のような、ほのぼのとした、大人のほっこり漫画。

  • かなりブラックユーモア色が強いので大人が読んでも面白いが、子供には色んな意味で刺激が強いかもしれない。

  • 子供の頃に持っていて、すごーく役に立ったから、わが子にも紹介。
    やっぱり、ヒットして、シリーズ2冊まとめ買いしました。

  • 200418
    五味さんの絵と新しく作られたことわざで、
    ことわざを学べる本!最高!

    ずーっと読みたくて、古本屋さんで買おうかなぁ…
    ってぼんやりずーっと思ってたんだけど、
    このおうち時間に読みたいなぁ!と思い立って、
    Amazonで中古で購入。

    小さい頃読み続けてた五味さんの絵と文字を見た瞬間、
    懐かしさと、実家の匂いというか、そういう思い出が呼び起こされた…すごい…
    お母さんが好きだったから、五味さんの本がいっぱい家にあって。
    小さい時はいまほど五味さんの絵の可愛さはわからなかったから、
    なんか変な絵だ!とか、シンプルだなぁ〜と思っていたような気がする。
    (小さいころはキラキラ、ふわふわした絵が好きだった)

    でもいまになって五味さんの本を手に取ると、
    懐かしさと味わい深さできゅんとなる。

    本をたくさん読んでるのに語彙が無いのがコンプレックスなわたし…
    語彙の延長線上として、ことわざや四字熟語も学びたいなぁといろいろ調べてたらこの本を発見。

    ことわざ本来の意味もわかりやすく書いてあるし、
    そのことわざを新しいことわざで解説してる五味さんのセンスも素敵。
    具体的になりすぎて、新しいことわざがその具体例そのままになってることもあるけど(笑)
    新しいことわざが、元のことわざの反対の意味を成してるものも中にはあって、
    そういう風に発想の転換をするのも面白いなぁと思った。

    すぐに読めるから、何回も読み返して、
    ことわざと絵を楽しみたい一冊!

  • 良かった

  • ことばの技っていう考えが面白い。

  • 津村紀久子さんの読書エッセイ「枕元の本棚」で紹介されていた本。「きんぎょがにげた」「ふたりではんぶん」などで、もともと五味太郎さんの絵が好きなこともあり、子供と一緒に読もうと購入。
    右ページにことわざ、左ページに現代語で解釈したことわざ。どのページから読んでもいいし、絵がかわいくておかしみがある。それ身も蓋もないじゃーんって解釈のものもあり、大人も楽しめる。
    5歳もゲラゲラ笑いながら読んでいる。ただし、ルビがない漢字がけっこう多いので、5歳がひとりで読むのは難しい。「かえるの子はかえる」「瓢箪から駒」がお気に入り。

  • すごーくおもしろいだけじゃなくて、
    タメになる。
    大人の読み物としても良い。
    五味太郎さんは凄い。

  • 「ことわざ」を学ぶのに
    はじめの一冊としてお勧めします。

    右側の、ちょっと言葉の変えられたことわざと一言が
    ちょっとブラックが効いていて、お気に入り。

    Part2もあるよ。

  • 『急がば回れ』など諺に興味を持っている年長さんの息子と読んだ。
    一緒に読みながら説明をしたが、説明をしづらく感じた。
    年長さんだからまだ早かったかな?
    物によっては意味を取り違えて理解してしまいそうなものもあるように感じた。

  • 簡単な漢字はふりがながふっていないので、例えば木とか。自分で読むにはまだ早いんだけど、でも話はシンプルで絵も見やすく単純なつくりなので、お話としてまずはどうかと。

    →と思ったら、
    自分で読んでくれと引っ張り出してきて、ハマっている。
    そうか、別に読んでもらえばいいのかw
    り。1031
    5y8m
    「これマミィの本?理緒ちゃんの本?」と。
    よんでもいいといわれると、喜んで毎日読んでいる。かわいい。
    ちょっとまだ彼女には知らない単語もちょいちょい出てくるんだけど、それも聞きつつ、しっかりことわざを身につけている様子。
    すごいなー。

  • 五味太郎さん作のこの絵本。さまざまなことわざとその意味が書かれている。この改変(改良?)されたことわざが何とも面白おかしくてついクスッと笑ってしまう。素朴ながらも表情豊かな絵も加わり、子供のみならず大人も楽しめる本になっている。パート2もあるので是非読んでみてほしい。

    Tetsu
    徳大図書館蔵書なし

    • tokudaidokusho2さん
      独特なシュールさがクセになりそうな内容で、最後まで楽しんで読めそう。

      銀の4号
      独特なシュールさがクセになりそうな内容で、最後まで楽しんで読めそう。

      銀の4号
      2017/12/05
    • tokudaidokusho2さん
      面白さと実用性を兼ねた有益な本だと思う。童心に帰りつつ読んでみたらよいのではないか。
      Spice&W
      面白さと実用性を兼ねた有益な本だと思う。童心に帰りつつ読んでみたらよいのではないか。
      Spice&W
      2017/12/06
  • 豪腕な例えもあるけど、
    ことわざって、やっぱり真理。

  • ◆きっかけ
    太閤山ランドこどもみらい館絵本スペースで。
    ◆感想
    本棚から絵本を選ぶ時にチラッと目を通しただけだけれど、面白そう。子供が小学生になってから、購入したい本。2017/4/22

  • 言葉の技

  • 100

  • 私が小学生の頃に大好きだったこの五味太郎さんの『ことわざ絵本』。

    ひょんなことから久々に読み返したくなってポチリと購入。

    右ページには通常のことわざを独特の絵柄と文で説明し、左ページには五味さんのオリジナルことわざでその意味を更に深めてくれるのですが、それがまたユーモアに溢れていて面白い。

    子供心にもなかなかのブラックユーモアに「この人凄いなぁ」と思ったことを覚えているけれど、
    大人になって読んでもやっぱり唸る。


    その中で個人的に1番印象に残ったのは
    『類は友をよぶ』に対する
    『しかたないからおともだち』。

    これ、なかなかですよね…笑。

    そしてあとがきに至っては【ことわざ】という意味について、なるほど納得。
    そしてあの数々のオリジナルことわざを作った理由もよく分かり、益々この本が好きになりました。

    引き続きpart2も読みたいと思います。

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著者プロフィール

五味太郎 1945年生まれ。工業デザイナーを経て絵本の世界へ。サンケイ児童出版文化賞、東燃ゼネラル児童文化賞、ボローニャ国際絵本原画展などで数多くの賞を受賞。絵本に『きんぎょが にげた』『かぶさん とんだ』『さんぽのしるし』『ばったくん』『みんなうんち』『からだの みなさん』『どこまで ゆくの?』『にているね』(以上、福音館書店)『まどから おくりもの』『仔牛の春』『つくえはつくえ』(以上、偕成社)『かくしたの だあれ』『たべたの だあれ』(ともに文化出版局)『さる・るるる』(絵本館)「らくがき絵本」シリーズ(ブロンズ新社)など多数。絵本論『絵本をよんでみる』(平凡社)、絵本の仕事をまとめた『五味太郎 絵本図録』(青幻舎)がある。

「2023年 『おでかけ版 ひよこは にげます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五味太郎の作品

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