- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265800377
作品紹介・あらすじ
日本人のくらしの中で、ながい間使われつづけてきた「ことわざ」を、見聞きの片ページでその意味や使われ方を紹介した上で、もう片ページで、五味流の現代的解釈による、新しい「ことわざ」再創造の冴えを見せている。古くから使われてきたがゆえに、子供にとって馴じみにくいことわざを、今の子供のくらしにとけ込ませて再創造したところが面白い。たとえば、「船頭多くして船山にのぼる」は、「主役ばかりじゃ芝居にならぬ」-というように…。イラストによる表現は、いっそう「ことわざ」のもつ、意味や意義をきわだたせている。-百聞は一見にしかず-!
感想・レビュー・書評
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見開きページ左側の五味自身によることわざの現代的解釈がユニークで面白い。
絵も手書きの文字も素晴らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
30年近く前、小学生の時に学童に揃っていて好きで好きで繰り返し読んでいた本。
たまたま寄った書店の五味太郎氏のコーナーに2巻とも背を見つけて即購入。
思い出補正を差し引いてもやっぱり面白いし、いま読むと改めてそうだなぁ…と気付く事もあり。
五味さんによる意味の解説がわかりやすい上に、五味さん流アレンジ版ことわざが更に補完してくれているので、読み終わる頃にはすっかりことわざ使いになれます。
117刷
2021.1.11 -
大好きなかんじ
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なにか日常で繰り出せることわざを探しているムスメ8歳に借りようとした、図書館本。
見開き右は、既存のことわざの絵と説明。
見開き左は、五味太郎さんが考えた、似た意味のことわざの絵と説明。
全ての漢字にふりがながあるわけではないので、2年生には厳しいかなー。
新聞のテレビ欄裏にある漫画のような、ほのぼのとした、大人のほっこり漫画。
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かなりブラックユーモア色が強いので大人が読んでも面白いが、子供には色んな意味で刺激が強いかもしれない。
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子供の頃に持っていて、すごーく役に立ったから、わが子にも紹介。
やっぱり、ヒットして、シリーズ2冊まとめ買いしました。
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良かった
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ことばの技っていう考えが面白い。
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津村紀久子さんの読書エッセイ「枕元の本棚」で紹介されていた本。「きんぎょがにげた」「ふたりではんぶん」などで、もともと五味太郎さんの絵が好きなこともあり、子供と一緒に読もうと購入。
右ページにことわざ、左ページに現代語で解釈したことわざ。どのページから読んでもいいし、絵がかわいくておかしみがある。それ身も蓋もないじゃーんって解釈のものもあり、大人も楽しめる。
5歳もゲラゲラ笑いながら読んでいる。ただし、ルビがない漢字がけっこう多いので、5歳がひとりで読むのは難しい。「かえるの子はかえる」「瓢箪から駒」がお気に入り。 -
すごーくおもしろいだけじゃなくて、
タメになる。
大人の読み物としても良い。
五味太郎さんは凄い。 -
「ことわざ」を学ぶのに
はじめの一冊としてお勧めします。
右側の、ちょっと言葉の変えられたことわざと一言が
ちょっとブラックが効いていて、お気に入り。
Part2もあるよ。 -
『急がば回れ』など諺に興味を持っている年長さんの息子と読んだ。
一緒に読みながら説明をしたが、説明をしづらく感じた。
年長さんだからまだ早かったかな?
物によっては意味を取り違えて理解してしまいそうなものもあるように感じた。 -
五味太郎さん作のこの絵本。さまざまなことわざとその意味が書かれている。この改変(改良?)されたことわざが何とも面白おかしくてついクスッと笑ってしまう。素朴ながらも表情豊かな絵も加わり、子供のみならず大人も楽しめる本になっている。パート2もあるので是非読んでみてほしい。
Tetsu
徳大図書館蔵書なし-
2017/12/05
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面白さと実用性を兼ねた有益な本だと思う。童心に帰りつつ読んでみたらよいのではないか。
Spice&W面白さと実用性を兼ねた有益な本だと思う。童心に帰りつつ読んでみたらよいのではないか。
Spice&W2017/12/06
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豪腕な例えもあるけど、
ことわざって、やっぱり真理。 -
◆きっかけ
太閤山ランドこどもみらい館絵本スペースで。
◆感想
本棚から絵本を選ぶ時にチラッと目を通しただけだけれど、面白そう。子供が小学生になってから、購入したい本。2017/4/22 -
言葉の技
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私が小学生の頃に大好きだったこの五味太郎さんの『ことわざ絵本』。
ひょんなことから久々に読み返したくなってポチリと購入。
右ページには通常のことわざを独特の絵柄と文で説明し、左ページには五味さんのオリジナルことわざでその意味を更に深めてくれるのですが、それがまたユーモアに溢れていて面白い。
子供心にもなかなかのブラックユーモアに「この人凄いなぁ」と思ったことを覚えているけれど、
大人になって読んでもやっぱり唸る。
その中で個人的に1番印象に残ったのは
『類は友をよぶ』に対する
『しかたないからおともだち』。
これ、なかなかですよね…笑。
そしてあとがきに至っては【ことわざ】という意味について、なるほど納得。
そしてあの数々のオリジナルことわざを作った理由もよく分かり、益々この本が好きになりました。
引き続きpart2も読みたいと思います。