赤き心を おんな勤王志士・松尾多勢子 (潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267023903

作品紹介・あらすじ

もし彼女の働きがなかったら、
日本の歴史が少し違ったことになっていたかもしれない(著者)

52歳で志を立て、信州飯田から京へのぼった歌人・多勢子は、岩倉具視の命を助け、孝明天皇暗殺の幕府方の密謀を探り出すなど若き男性志士たちと共に命がけで国事に奔走する。
「武士(もののふ)の 赤き心を語りつつ 明くるや惜しき、春の夜の夢」(松尾多勢子)
随所にちりばめられる多勢子の和歌。その歌に込められた想いとは――。

明治維新の渦中、国ために戦った女性勤王志士の物語!

著者による「文庫版に寄せて」を加筆!
巻末には文芸評論家の縄田一男氏による「解説」を掲載!

感想・レビュー・書評

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  • 古川千映子の赤き心を女勤王志士⋅松尾多勢子を読みました。
    松尾多勢子は実在の人物ですが、余り知られてはいません。
    私も初めて聞く名前でした。
    働き者で、庄屋の松尾家に嫁ぎ嫁を貰うなら松尾家の嫁のよう女を貰えと言われるくらいです。
    歌人でもあり、10人の子を産んで、52歳の時に勤王志士として隠密活動をするため京に上ります。
    松尾多勢子が居なかったら少し歴史が変わったかもしれないと言うほどの活躍をしました。
    なかなか面白かったです。

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著者プロフィール

東京女子短期大学大学部卒。著書に「赤き心を」「風花の城」「一輪咲いても花は花」「性転換」「炎の河」など。日本文芸家協会会員。ヴィクトル・ユゴー文化賞受賞。潮出版社文化賞受賞。著書「小説土佐堀川」がNHK朝ドラ「あさが来た」の原案となる。

「2017年 『きっと幸せの朝がくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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