英国の最後の家族

  • ランダムハウス講談社
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本棚登録 : 21
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270001103

作品紹介・あらすじ

飼い主一家の幸せのために、すべてを犠牲にして懸命に生きるラブラドール犬"プリンス"。そのけなげな姿には、今という時代が葬り去ろうとしている「高貴」「献身」「勇気」がある。

感想・レビュー・書評

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  • 犬が好きな人、特にラブラドールという犬種が好きな人は好きかもしれない。飼われている犬の目から見た家族の話。犬の使命は人間の家族を守ることで、犬にはその力があると信じている犬の話。ペットを飼うことに興味のない私からすると、思い上がった犬の話に見えるのだが、ペット好きな人への皮肉なのかもしれない。

  • 冒頭に会話方法の説明。

    誓約、が出てくるあたり西洋文学。日本だとどうなるだろう。

    嗅覚の悦楽。世界観を作るパーツ。

    明るい話と暗い話のアップダウンが無いのは『ロック わんこの島』と同じなのにこっちは面白いからあまりそういうことは本質じゃないのだな。

    このまとめはいいのか……?

  • 著者は元ビジネス・コンサルタントで、そっち分野のライターが本職のようです。が、とても読ませる小説で驚きました。もっと小説も書いて欲しい。
    いい小説なんだけど、犬好きの人にはあまりおすすめ・・・できないかもしれない。
    こっちのハードカバーは絶版のようです。講談社文庫だと「ラブラドールの誓い」というタイトルで、購入可能です。

  • 切ないよ・・・

  • 犬の視点を通じて、人の汚い部分や脆い部分、黒い部分がよく描かれている。終わり方は、救いがなく切ない。

  • ラブラドール・レトリバーの「プリンス」と、彼の視点から見た家族の物語。懸命に家族を支えようとするプリンスの姿に心を打たれます。ラストがあまりにも切ない……!

  • ラブラドールのプリンスが飼い主家族を守ることが自分の使命であり、守ることができるのは自分しかいないという思いのみを信じて孤軍奮闘する物語。

    プリンスの思考・感情には心打たれるものがあります。命を懸けて家族を守ったプリンスを待ち受けていた結末は・・・・

    誇り高きラブラドール"プリンス"の人生を人間は知るべきである。

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著者プロフィール

文●マット・ヘイグ イギリスの作家。大人向けの作品に、『今日から地球人』『♯生きていく理由 うつ抜けの道を、見つけよう』(早川書房)などがある。児童書作品で、ブルー・ピーター・ブック賞、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。息子に「ファーザー・クリスマスはどんな子どもだったの?」とたずねられ、『クリスマスとよばれた男の子』を執筆。続編は『クリスマスを救った女の子』『クリスマスをとりもどせ!』。この「クリスマスは世界を救う」シリーズ全3 卷は「クリスマス・ストーリーの新定番」としてイギリスで人気をよんでおり、そこに登場する妖精を主人公にした作品に『ほんとうのことしかいえない真実の妖精』がある(いずれも西村書店)。

「2021年 『ほんとうの友だちさがし 真実の妖精のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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