ディミティおばさま旅に出る (優しい幽霊 2) (ランダムハウス講談社 ア 5-2 優しい幽霊 2)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270102930

感想・レビュー・書評

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  • すごーく面白かった。ハッピーエンドで終わった前作から一転、厳しいシンデレラストーリーの現実に、前作同様ロリが哀れで前半は胸が打たれた。ロリと一緒に旅をするネルは、近寄りがたい不思議な美しい12才の少女で、一見彼女が主役としての活躍劇もできそうだが、あくまで主人公は30代の平凡?なロリというところがこのシリーズのとても好きなところだ。ネルが最後にジェラルドのジャケットを持っていたシーンは驚いたが、その辺は普通の女の子なんだと分かり愛らしく感じた。そのジェラルドは絶対悪い奴だと思っていたが、ビルがかわいそうになるほどのいい人っぷりでいい意味で裏切られた。ルーシーや皆に幸せになってもらいたい。なんだかんだで大ウィリスがやはり一番カッコいい。沢山の秘密が隠されていて、ほのぼのしている中にも急に展開するミステリが緻密で、素晴らしかった。我が家にも家系図があればなぁと思った。<内容>理想の結婚から2年。白馬の王子様だった夫のビルは、家庭をかえりみない仕事の虫に。ロリは、すれ違いの日々をなんとかしようと、2度目のハネムーンを計画する。けれど、夫ではなく義父とイギリスに行くことになってしまった。そればかりか、義父が謎の書き置きを残して失踪してしまったから、さあ大変!300年前から不和の続く一族の過去を、いまさら掘り起こそうとしているらしく!?義父の暴走を止めるべく、ロリは幽霊のおばさまと波乱万丈の旅へ。 300年の長い時を経て、いま解き明かされる一族の秘密とは。シリーズ第2弾。

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