グロ-バリゼ-ションと戦争: 宇宙と核の覇権めざすアメリカ

著者 :
  • 大月書店
4.00
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784272210794

作品紹介・あらすじ

宇宙を制する者は地球を制す-「上からのグローバリゼーション」=惑星化戦略が戦争とテロを引き起こすしくみと背景を探る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • クリントンはITにお注力したが、ブッシュは石油や資源に注力していた。あとは軍需産業。宇宙の支配権を目指してた。
    コンピュータは軍事研究、特に核兵器開発システムの副産物として生まれた。
    核爆発の熱波や衝撃波にも耐えられるルータが冷戦期に開発された。
    冷戦期に軍事部門に蓄えてきた軍事技術と諜報能力の含み資産という武器がアメリカにはあった。
    サイバースペースの覇権はスペース(宇宙)の覇権を土台にして、宇宙の覇権はアメリカの軍事力によって支えられている。
    GPSの麻痺はアメリカの麻痺。
    情報の傘はGPS衛星の傘。

    欧州を中心にITUでインターネットの規格を作ろうとしたがアメリカは反対した。
    軍事用衛星通信の中で商業用衛星利用率は75%まで引き上げたい。
    宇宙からの情報収集、監視、偵察システムでアメリカだけが情報を提供する力を持った情報の傘を提供できる。

    アメリカを宇宙-情報帝国に改造するための最強の資源が軍事、諜報、情報(知的財産権)の独占のパワーだとすると、最も影響力が弱くて不安定な資源が石油エネルギー。

    2000年に宇宙空間とサイバー空間とが世界の情報と経済システム発展の大動脈になると発表している。

全3件中 1 - 3件を表示

藤岡惇の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×