テクテクノロジ-革命: 非電化とスロ-ビジネスが未来をひらく (ゆっくりノートブック 2)
- 大月書店 (2008年9月1日発売)
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感想 : 11件
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- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272320325
感想・レビュー・書評
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久しぶりに深い部分でワクワクする本に出会えました。
サステナビリティーや地域での環境や雇用の課題に関心がある方にはかなりオススメ。
本当はほうっておけない地方の課題に取り組みたいけど、収入の問題が。。。という人に勇気を湧かせてくれる本です。
来月からの沖縄での仕事に活かしたいです。 -
大事なことがたくさん書かれています。
便利になりすぎたこの社会や謙虚さを失った科学者・技術者への警告。
藤村さんは、非電化製品の発明家。発展途上国と日本で、本当に必要とされている「道具」をその社会に合った形で発明されてます。
快適便利を得ると何かを失う、という哲学をもって。
私は、彼の作っている製品がシューマッハーのいう中間技術とかぶってる気がする。
機械化を進めて生産性を高めると、独占できてしまうから雇用を奪ってしまう。だからバランスのとれた「道具」を作ることが必要。
地域に根ざしてローカル化を進めていくっていうことの地道さに進むかどうか悩んでいたけど、日本がパニックになった時に備えてちまちまやってくれ、という藤村さんの言葉が元気つけてくれた。
後、私が企業活動に対して抱いていた懸念を解消してくれたのがこれ。
「利益をあげることが悪いわけではなくて、人を犠牲にしたり、そのお金を悪いことに使うのが悪いこと」