脳でシナジーする科学と社会: 回転寿司、パチンコ、そしてキャラクター論まで (東京理科大学・坊っちゃん選書)
- オーム社 (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
- / ISBN・EAN: 9784274204456
作品紹介・あらすじ
脳実験で快感、商品、サービスを探る。
感想・レビュー・書評
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回転寿司で脳の活性調査 右から左がいい理由
パチンコ フィーバー予告が右から左 効果的
右から視界に入ると左脳で処理 画像処理苦手
左の視界に入り右脳で処理することで画像をはっきり認識
ぼんやり→確認 の行程が良い
瞬読も縦読みがやりやすいのはこれかなと
右脳で処理のち左脳で処理で
文字をイメージとしてぼんやり捉えた後はっきり言語として処理できる じゃない?!
#瞬読アウトプット
#瞬読ブクログ部詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脳科学から、回転寿司とパチンコに無茶振りしてるくせに、うまくまとまってる本
目次
<blockquote>第1章 回転寿司と眉間のあたり
第2章 回転寿司からゲーム、麻雀、パチンコを考える
第3章 ストレスと旅
第4章 予告と快感をコントロールされると人間は弱い
第5章 「脳の癖」に合わせたサービスが必要だ
第6章 キャラクター商品の脳科学的戦略</blockquote>
内容薄いのに、筋だけははっきりしてて面白い。
どっちかというと、読み物的な本なので、肩肘張らずさっさと読むのが吉かな。
しかし、それにしてはちょっと値段が高いかも……。
回転寿司から、パチンコ、特にスロットの快について述べた本。
なぜ、こういったものが「快」、つまりハマりの素になるかを脳科学からアプローチしてるわけです。ええ、実にTV的な内容です。(どうしても変換で「無いよう」になりますorz)
さてさて、いくつか。
二章ではゲーム脳に対して、修正的批判を加えています。
<blockquote>結局はバランスです</blockquote>
まあ、そうなんですよね……この著者は考えが偏ってないようなので、なかなかピンポイントで言い当ててきます。まぁ、新書と違って、自分の研究内容をさらっといって、提言も何もないからなんですけど……。
あとはさらっと箇条書き
・パチンコの大当たり時には、βエンドルフィンが分泌を増している
・入店時にはドーパミン、その後は(βエンドルフィン|セロトニン)。
・ストレスと脳
・ストレスの原因:コルチゾール・CRF→脳を攻撃する
・脳保護的に動く物質:セロトニン・BDNF(脳由来神経栄養因子)・エストロゲン(女性ホルモン)・DHEA(デヒドロエピアンドステロン)
・ミラーニューロン
・ブローカ野(発話性言語野)などにある。
・他人の動作を見ても活動するし、自分がその動作をしても共通に活動する
・学習・共感の基礎と考えられている
・モノアミン系
・セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの総称。
・充足感、満足感に関わる。
ふうっ……と。
どっちかというと、身近なものをさらっと紹介なので、ほんとにこれくらい。
<blockquote>基本的に快楽やハマリというものは、欠乏を埋め合わせるようにやってきます。したがって、過去のキャラを使うということは、ある世代の人に懐かしさを喚起するとともに、発達時期ごとにある特有の快を「失われたもの」として追い求める感覚を生み出させることができます。
その結果、快やハマリが増幅されるのです。</blockquote>
なかなか興味深かったけど、ここに紹介した程度で済んでしまったので、二度読むことは無いだろうな……。 -
脳という人体の仕組みから入った考えはおもしろいと思いました。パチンコ・パチスロは、やはり、よく考えられているのだと思う。そういう人間の根本的な構造を、良く学び、そういう角度からのアプローチができたら、はまってくれるユーザを増やせそうな気がしました。
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薄くてすぐ読める本です。脳科学についてのあれこれが書かれています。あれこれが飛び飛びで物足りない気もしますが、最新の脳科学の実情をかじって、奥へ進む手掛かりとしてはいいかと思います。
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悩んだときは旅に出よう。これには賛成。
パチンコはストレス解消によいのか?煩くて疲れるだけのような気がするが。。 -
脳内のドーパミンとセラトニン
寿司と パチンコを例にした
考察が書かれています
パチンコ 海物語りのヒットの理由を理解
後半は 脳のクセ 傾向の事が書かれていました
商品開発などに使えそうなことでした。
(既に一般的かもしれない)