脳でシナジーする科学と社会: 回転寿司、パチンコ、そしてキャラクター論まで (東京理科大学・坊っちゃん選書)

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  • オーム社
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  • Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274204456

作品紹介・あらすじ

脳実験で快感、商品、サービスを探る。

感想・レビュー・書評

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  • 回転寿司で脳の活性調査 右から左がいい理由
    パチンコ フィーバー予告が右から左 効果的
    右から視界に入ると左脳で処理 画像処理苦手
    左の視界に入り右脳で処理することで画像をはっきり認識
    ぼんやり→確認 の行程が良い
    瞬読も縦読みがやりやすいのはこれかなと
    右脳で処理のち左脳で処理で
    文字をイメージとしてぼんやり捉えた後はっきり言語として処理できる じゃない?!

    #瞬読アウトプット
    #瞬読ブクログ部

  • 脳科学から、回転寿司とパチンコに無茶振りしてるくせに、うまくまとまってる本

    目次
    <blockquote>第1章 回転寿司と眉間のあたり
    第2章 回転寿司からゲーム、麻雀、パチンコを考える
    第3章 ストレスと旅
    第4章 予告と快感をコントロールされると人間は弱い
    第5章 「脳の癖」に合わせたサービスが必要だ
    第6章 キャラクター商品の脳科学的戦略</blockquote>
    内容薄いのに、筋だけははっきりしてて面白い。
    どっちかというと、読み物的な本なので、肩肘張らずさっさと読むのが吉かな。
    しかし、それにしてはちょっと値段が高いかも……。

    回転寿司から、パチンコ、特にスロットの快について述べた本。
    なぜ、こういったものが「快」、つまりハマりの素になるかを脳科学からアプローチしてるわけです。ええ、実にTV的な内容です。(どうしても変換で「無いよう」になりますorz)

    さてさて、いくつか。
    二章ではゲーム脳に対して、修正的批判を加えています。
    <blockquote>結局はバランスです</blockquote>
    まあ、そうなんですよね……この著者は考えが偏ってないようなので、なかなかピンポイントで言い当ててきます。まぁ、新書と違って、自分の研究内容をさらっといって、提言も何もないからなんですけど……。

    あとはさらっと箇条書き
    ・パチンコの大当たり時には、βエンドルフィンが分泌を増している
     ・入店時にはドーパミン、その後は(βエンドルフィン|セロトニン)。
    ・ストレスと脳
     ・ストレスの原因:コルチゾール・CRF→脳を攻撃する
     ・脳保護的に動く物質:セロトニン・BDNF(脳由来神経栄養因子)・エストロゲン(女性ホルモン)・DHEA(デヒドロエピアンドステロン)
    ・ミラーニューロン
     ・ブローカ野(発話性言語野)などにある。
     ・他人の動作を見ても活動するし、自分がその動作をしても共通に活動する 
     ・学習・共感の基礎と考えられている
    ・モノアミン系
     ・セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの総称。
     ・充足感、満足感に関わる。

    ふうっ……と。
    どっちかというと、身近なものをさらっと紹介なので、ほんとにこれくらい。
    <blockquote>基本的に快楽やハマリというものは、欠乏を埋め合わせるようにやってきます。したがって、過去のキャラを使うということは、ある世代の人に懐かしさを喚起するとともに、発達時期ごとにある特有の快を「失われたもの」として追い求める感覚を生み出させることができます。
    その結果、快やハマリが増幅されるのです。</blockquote>
    なかなか興味深かったけど、ここに紹介した程度で済んでしまったので、二度読むことは無いだろうな……。

  • 脳という人体の仕組みから入った考えはおもしろいと思いました。パチンコ・パチスロは、やはり、よく考えられているのだと思う。そういう人間の根本的な構造を、良く学び、そういう角度からのアプローチができたら、はまってくれるユーザを増やせそうな気がしました。

  •  薄くてすぐ読める本です。脳科学についてのあれこれが書かれています。あれこれが飛び飛びで物足りない気もしますが、最新の脳科学の実情をかじって、奥へ進む手掛かりとしてはいいかと思います。

  • 悩んだときは旅に出よう。これには賛成。
    パチンコはストレス解消によいのか?煩くて疲れるだけのような気がするが。。

  • 脳内のドーパミンとセラトニン
    寿司と パチンコを例にした
    考察が書かれています
    パチンコ 海物語りのヒットの理由を理解

    後半は 脳のクセ 傾向の事が書かれていました

    商品開発などに使えそうなことでした。
    (既に一般的かもしれない)

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著者プロフィール

公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部部門長。応用健康科学、脳科学が専門。子どもから高齢者を対象に、脳トレ勉強法、認知機能低下予防、仕事力アップなどの著書や教材の開発多数。テレビや雑誌、NPO活動を通じ、脳科学と健康科学の社会応用を呼びかけている。

「2021年 『やさしいぬり絵 昭和の子ども編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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