ヴォイストレーニングがわかる! Q&A100 (ON BOOKS 21)

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  • 音楽之友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784276352070

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  • チェック項目10箇所。勉強熱心なことはとても大切です、私も多くの本や人からいろいろと学びました、しかし、あなtなお目的が、うんちくを貯えたり、それで議論したりすることでなければ、大切なことは、それを今日から生かすこと、生かせなければどういう形に生かすかを考えること、考えられなければ行動することです。あなたの声が何を表現するかがすべてなのです、問われるのは、あなたの(作品としての)価値がどこにあり、何を補うべきか、そのための手段として、ヴォイストレーニングがどう有効かということだけです。すぐれた成果をあげたいなら、好き嫌いはさておき、自分が持って生まれた楽器をきちんと使いこなすことに第一目標を絞るということです。私は、ヴォイストレーニングとは、声を出すことでなく、声の出る「状態」を取り戻し、その「条件」を確実につくることであると思います。発声というのは、体全体で行う運動と捉えましょう、歌は、音楽のなかでも、スポーツや舞踊といった肉体をつかう芸術と類似しています。呼吸や発声のトレーニングは、それ自体が目的でなく、むしろ深い声を確実に扱えるように結びつきを強化、調整することが目的です。吸うことを意識し、吐くのと同じか、それ以上に時間をかけてがんばって息を吸っている人がいます、しかし、実際は、”吸う”というより”入る”といった感じがよいのです。喉をあける……1.あごをひく、2.舌は平にする、3.喉のあけ方。歌を本当に聞かせたいならば、うまく出せていない高い音にとらわれすぎないことです、個性を主張するのには、自分が最も歌いやすい域で歌うべきでしょう、歌に自分を合わせるのではなく、自分に歌を合わせるのです。声によくない飲食物……声を出す直前でなければ、あまり関係ないと思います、声帯に直接、飲食物はふれないのに、おかしなことをいう人が専門家にも多いようです。

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著者プロフィール

国内外の多くの先達に声の基礎づくりを学んだ後、日本の大手プロダクション設立時より、プロへのヴォイストレーニングを始める。日本人の声をパワフルにするブレスヴォイストレーニングを考案、その研究、普及の場として、日本初の声の専門研究所を設ける。多くのプロダクション、レコード会社、スクール、劇団などと関わる。ヴォーカリストや俳優、声優、噺家、ミュージカル俳優、お笑い芸人、アナウンサー、放送関係者から、ビジネスマン、一般の人に知られるほどにヴォイトレを普及した第一人者である。特に真の基礎ヴォイスづくりに定評がある。最近は、邦楽、詩吟、歌舞伎、能楽界に関わる。業界内にとどまらず、社会に声の重要性を精力的に説いている声の伝道師(ヴォイスコンダクター)である。日本でもっとも多くのヴォイストレーニング関連の本を出版、実践と研究をまとめ、世界最大のヴォイトレQ&Aサイトを運営する。
現在、ブレスヴォイストレーニング研究所所長、国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚士科講師。著書『声がみるみるよくなる本 CD付』(中経出版)ほか。



「2018年 『人は「のど」から老いる 「のど」から若返る 最強ヴォイストレーナーの最速の鍛え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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