昆虫戯画びっくり雑学事典

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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784278084023

感想・レビュー・書評

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  • じゅえき太郎さんのイラストが独特で、顔の部分がヒトなので最初は気持ち悪かったがすぐ慣れた。

    昆虫とは「6本脚で、4枚の羽根を持ち、体が頭部・胸部・腹部に分かれている生き物」
    昆虫ではない、ミミズ、カタツムリ、ダンゴムシ、クモなど身近にいて「虫」と呼ばれる生き物も沢山登場する。

    事典なので、最初から熟読する必要はなく、面白そうなところを見つけて気楽に読める。
    各ページの虫のシルエットは、実物大なので役に立つ。
    例えば、ホタルは1cmほどなんですね。思っていた半分くらいの大きさだった。

    幼稚園児が大好きでポケットの中によく入っているダンゴムシは丘ダンゴ虫というらしい。
    学名はアルマディリディウムで「小さなアルマジロ」という意味。
    なぜ丘がついているかというと、浜ダンゴ虫という海岸に生息するダンゴムシもいるから。

    クモの糸はなんと7種類あり、使い分けて巣を作っている。

    カマキリとシロアリはゴキブリの仲間。

    ミミズの体には実は毛が生えている。ホタルのように光るミミズは以外とそこらじゅうにいる。

    小さな体で大きな音を出すセミ。あれだけの音量を出すのはヒトの科学技術でも不可能らしい。

    人の血を吸う蚊はメスだけというのは有名な話。オスは花の蜜を吸うとは知らなかった。

    虫は脱皮して大きくなるものもいるが、小さいカブトムシは小さいままで大きくはならない。

    のような、「それが何かの役に立つの?」というどうでもいい知識を随分と身につけることができました。

  • 最初に「昆虫は、この星で大成功している生き物です」「地球史上、いちばん早く陸地にあがった生き物は、昆虫の祖先です」とあり、それだけに面白い話題には事欠かないのだ。題名は「鳥獣戯画」のもじりで、じゅえき太郎の挿絵がいかにもそれらしい。その脱力感がたまらない。
    ①人気虫・強い虫のトホホな一面
    ・ヒラズオオアリには、ふた役という切ない役がある。
    ・バクダンオオアリには、味方を守るとんでもなく捨て身の技がある。
    ・ミツバチが一生かかって集める蜜は、たったスプーン1杯
    ・幼虫のときにたくさん食べないと、ちびカブトムシになる。
    ・チョウは、見かけによらずオシッコが好き
    ・水面の忍者アメンボも、おぼれることがある。 ほか
    ②そこらの虫のおどろきの一面
    ・ホタルの言葉にはなまりがある。(光る間隔が違う)
    ・ホタルは、蛹のときも光る。
    ・蜜を集めるミツバチは、おばあさんばっかり
    ・カタツムリの殻は、よごれない。(このことが住宅の壁に応用されている)
    ・カタツムリは、コンクリートも食べている。
    ・カエルは、食事のときに目をつむる。(目玉を引っ込めて食べ物をのどに押し込む)
    ・オカダンゴムシは、江戸時代にはいなかった。 ほか
    ③嫌われ虫の意外な一面
    ・じつは、おすのカは花の蜜を吸う。
    ・カメムシも鳴く。
    ・クモの糸の種類は7つある。
    ・アシダカグモは、ゴキブリを駆逐したらそっと家を出ていく。
    ・シロアリの女王の寿命は30年!
    ・スズメバチは、食べ物は幼虫から分けてもらう。ほか
    ④身近にいるのに知られざる虫
    ・大海原でくらすアメンボがいる。
    ・タイワンシロアリは、農業をする。
    ・セッケイカワラゲは、寒くないと死んでしまう。
    ・シロスジヒゲナガバチは、植物に咬みついて眠る。
    ・ムラサキシャチホコは、枯れ葉そっくりなのに、目立つところにいる。
    ・光るミミズが存在する。その名もホタルミミズ ほか

    • Macomi55さん
      goya626さん
      大変でしたね。
      ごめんなさい。笑ってしまいました。
      goya626さん
      大変でしたね。
      ごめんなさい。笑ってしまいました。
      2021/07/23
    • goya626さん
      Macomi55さん
      ミツバチは、一刺しすると死んでしまいます。刺した蜂を取り除こうとすると、針は抜けなくて(逆向きのささくれがある)、内...
      Macomi55さん
      ミツバチは、一刺しすると死んでしまいます。刺した蜂を取り除こうとすると、針は抜けなくて(逆向きのささくれがある)、内臓まで抜けてしまうそうです。
      2021/07/23
    • Macomi55さん
      本当に大変だったのですね。ミツバチもgoya626さんもお互いに。なんでミツバチは靴下の中に入ってしまったのでしょうね。
      本当に大変だったのですね。ミツバチもgoya626さんもお互いに。なんでミツバチは靴下の中に入ってしまったのでしょうね。
      2021/07/23
  • できるトカゲは朝の日向ぼっこできまる。

    印象的な格言とともに、なかなかクセになる挿し絵。
    絵絵本感覚で気軽に読めるので子どもにも紹介できる一冊です。

    冒頭で書かれているように、確かに虫というものは姿形、種類とともに多種多様であり、優れたサバイバル能力を発揮して生きているのですね。
    広く浅く知識を取り入れる事が出来ます。

  • 気軽に読める。あっさりしたイラストと、クスッとなる文章がポイント。

  • このクスクス笑い感がたまらない。
    吉田戦車氏の「カブトムシの斉藤」を思い出し、なつかし笑いもこみ上げる。
    昆虫愛に溢れるコメントが好感が持てる。
    香川照之さんの「昆虫すごいぜ!」をまた見たくなるじゃないか!

  • 残念の生き物図鑑の虫バージョン的な。私は蜜蜂を見るたび思い出す。あれはおばあちゃんの蜂…

  • 流行りの雑学生きもの事典もの。じゅえき太郎さんの絵が面白く、シュールで好きなヤツです(笑)

  • カエルが虫だったなんてびっくりした!アリの中には働かないアリや中には青いミミズがいるなんて初めて知った。

  • 丸山さんの著書は最近多いように感じる。蟻以外もウンチクはすごい。

  • 昆虫。豆知識。
    シュールなイラストが面白い。
    ナメクジはカタツムリが進化した姿とは意外。
    のんびり楽しめました。

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著者プロフィール

1972年 静岡県藤枝市に生まれる

「2006年 『バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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