写真を紡ぐキーワード123 ― 写真史から学ぶ撮影表現

著者 :
  • インプレス
3.88
  • (1)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295005728

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 写真家の大和田良氏による、写真のエッセンスを詰めた一冊だ。
    ダゲレオタイプ、などのカメラの歴史からはじまり、記録写真から表現写真へ変遷し・・・という写真の歴史や表現についてをキーワードをもとにコンパクトに紹介している。

    写真を学校で勉強した人たちにとっては常識のようなものなのかもしれないけれど、そうではない自分にとっては知らないことが多く、写真史というのはあまり一般的ではないのかなと思った。

    面白いのは、単純に写真史を振り返るだけではなく、ある写真家の技法を再現するのにはどうやるのか、という大和田良氏の手法を解説したコラム的な内容があること。
    なるほど、こうやるんだ、と興味深い。

    名作をあえて模倣してみることの大切さを語っていて、確かに、絵画の勉強では模写というのが当たり前にあるのに、写真で模写というのはあまり聞いたことがない。

    エッセンスの詰め合わせなので、この一冊だけではよくわからないこともたくさんあったけれど、読み終えて、写真に対する見方が変わった。

  • 著名な写真家を知れたのは良かったが、解説がやや冗長気味。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

大和田 良 / 1978年宮城県仙台市生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。2005年にスイスのエリゼ美術館主催による「reGeneration: 50 Photographers of Tomorrow」に選出され以降、国内外で作品を発表。代表作に、盆栽をモチーフとした「FORM」、ワインの色をテーマに制作された「Wine collection」等。2011年、日本写真協会賞新人賞受賞。主な写真集に『prism』(青幻舎)、『FORM』(深水社)、『R』(kesa publishing)等。www.ryoohwada.com

「2023年 『BEHIND THE MASK - 面の裏には、百句燦々。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大和田良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×