きみの人生に作戦名を。

著者 :
  • 日経BP 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296115150

作品紹介・あらすじ

不安の時代でも人生は続く。
  自分の生きざまを“言葉”にした時、揺るぎのない生き方が見つかる。
     そして、その言葉はいつでも、あなたの中にあるのだ!
       さあ、新しい人生のステージを始めよう。
シリーズ累計35万部『「言葉にできる」は武器になる。』の著者、渾身の第2弾。
   「言葉の素晴らしさとその力」を新たな視点から説き明かす。
       すべての人に勇気を与える一冊。

 世の中を見れば、環境問題、新型コロナ禍、国家間の紛争……。
 わが身を振り返れば、仕事や勉強の悩み、人間関係、お金……。
 未来は不安に満ちているかもしれない。だからこそ、本当に必要なのは「自分の生き方を、自分の頭で考えて、自分で決める」ことに他ならない。そして、その手助けをしてくれるのが、あなたの人生の「作戦名」を決めることである。

 人生を考える時、過去を振り返り、そこに未来を投影しながら、自分のストーリーを見出していくことの重要性はわかるだろう。しかし、それは本当の自分なのか、悩み、揺れ動く。どうすれば、自分の生き方、仕事に確信が持てるのか? たった一つの答えは、そのストーリーに、自分で考え抜いた言葉で名前をつけること。それが本書の核心である。
 名前をつけるとは、どういうことか?
 人は、一緒に暮らす犬や猫、さらにはぬいぐるみにも名前をつける。なぜそうするのかといえば、一緒に生きていこうと思うからだ。名前をつけることで愛着を持つことができ、あるいは自分ゴト化することになり、さらには、自分にとっての指針とすることができる。名前には、そうした役割と力があるのだ。
 あなたの心の中、奥底にある本当の思いを引き出し、言葉にする。誰から言われるでもなく、自身の中から湧き上がった言葉が、あなたを動かし、支え、未来を切り開く最強の武器になる。それがあなたの「人生の作戦名」なのだ。

 「言葉の力を生み出す」をテーマにしたロングセラー『「言葉にできる」は武器になる。』の著者が、新たな自分のステージを見つけそこで「自分らしく生きる」をテーマに、誰もが持つ「自分の言葉」の素晴らしさとその強さを説き明かす待望の新刊。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読みながら、手を動かして、思ったこと、思い出したことを書き留めた。いろいろな気づきがあり、覚悟ができた。良い本でした。

  • この作戦名があるから強くいられる、と思える作戦名を。
    1.見えない資産(きっかけと学び)にスポットを当てる
    2.思考と行動は言葉で接続される。言葉は認識してそのもの。
    3.人生のコップに何を貯めるか。溢れた時、自分にとって大切な物に気づける。
    4.今日は「今までの蓄積+今日」
    5.行動が伴う人の言葉には重みがある
    6.一言で言い表せないことを一言で言おうとすることに意味がある
    7.たまにうまくいく瞬間があるから楽しい

    ◎笑顔・しなやか・コツコツ努力。背中で魅せる人生

    ◎「9マス思考法」は自分軸を見つけるのに最適だと思うけど、今までにもこういうことを色々やってきたから正直やるぞ!って気分になってない。とはいえ自分のことの引き出しが少ないから、もう一度真剣にこういう自己分析的なことをやった方がいいかな、とも思う。これからもっと自分の話をすることが増えるだろうし。

    ◎「見えない資産」にスポットを当てる。どうしても結果とか行動とか、「見える資産」にフォーカスしがち。見えない資産に注目することで、自分にとってよかった経験もよくなかった出来事も、全部自分の学びや気づきになると思った。振り返ること、なぜそれをしたのか、どう思ったのか、動機と感情を明確にする。

    ◎その「見えない資産」にスポットを当てて、自分のやってきたこと、これからやりたいことを一本に繋げて作戦名をつける、がタイトルの意味。これというタイトルをつけたい、そのためには経験の洗い出ししなきゃ

    ・言葉とは、その人の認識そのもの。言語化→認識→行動
    つまり、思考と行動は言葉で接続される。
    ⇨◎頭に思い浮かんだことをまずは言葉にする(そのためのGoogle keep)
    私は自分のやりたいこと、考え、理想、人と話して思いついたこと、生徒に話したいこととかをきちんと言語化したい。まずはまとまってなくてもいいからメモ。そっから人に見せられる形に落とし込んでいく。言語化はなぜ、その結果どうなるのか、ほんとにそれでいいのか、を考えながら。

    ★人生におけるあらゆる行動や出来事は「成功か、失敗か」で判断すべきものではなく、「成功か、学びか」で測るもの。
    ⇨◎失敗ってあうとマイナスに聞こえるけど、学びって言えば伸び代があるように聞こえる。モノはいいよう。

    ・人生をコップに例える。時間と共に、確実に中身がたまる(見えない資産)。溢れるときが結実の時、自分にとって大切なものに気づけるとき。溢れる瞬間は必ず訪れる。何を自分の中に貯めるかに対して意識的になれば、自然と溢れるものの質にも大きな影響を与えられる。
    ※ 見える資産→行動や出来事 見えない資産→きっかけと学び
    ⇨◎「溢れる時」のイメージが正直湧いてない。でも、自分が日々経験すること、学ぶことが自分の中に溜まってくのは確か。毎日コツコツ溜め続ければ、大切なものにもっとちゃんと気付けると信じたい。


    ★今日と言う人生は、いままで積み重ねてきた「蓄積+今日」

    ・見えない資産を生かすこと、生かそうとすることが、自らの新たな伸びしろの発見、自分ならではの活動を見出すことにつながる。納得感をもってやりきったかどうかが、最終的に自分に返ってくることになる。
     

    ★出そうとしなくてもでてしまうのが個性

    ・自分との差を感じるときこそ、自分の伸びしろが隠れている


    誰からも頼まれていないけれど、本当にやらなければいけないと思うことと出会ったとき、自分のモチベーションを高め続けられるか。
    ⇨◎英語、読書、アウトプットの練習、筋トレ、バレエ、ストレッチ。全部人に頼まれてない。でも全部私が私でいるために必要。「なぜそれをやるのか」を常に自分自身と目線合わせしながら着実にやり続ける。

    ・行動が伴っている人の言葉には重みがあり、迫力がある。
    ⇨◎じゃあやるしかない

    ・一言で言い表せないことを一言で言おうとすることに意味があり、そのときにのみ言葉の力が最大化する。
    ・やさしさの本質とは、受け止める力
     本当に大切なものは、やさしさによって自然と引き寄せられたもの。大切な家族・友達や仲間・思いで。本当に自分が大切にしていることや、愛着をもてること。

    ・たまにうまくいく瞬間があるから楽しい。
    ・①「内から外に」を重視する。自分がどうみられたいか、ではなく、自分の中から湧き出たものを。②頼まれてもいないことに本気を出す。自分のやりたいことに光を当て、育てていく。③頼まれてもいないことに本気であり続ける。結果が伴わなくても、そんな状況でも、逃げることなく取り組み続ける姿勢。

  • おすすめサイトで取り上げられていたの見て、購入。

    一見バラバラに見えても、その中に一貫したものを見出し人生に作戦名を付ける。とても面白そうに感じた。 本書は作戦名を付けるまでの流れも丁寧に書いており、実際に著者の書いたメモも参考になる。

    また、終盤まとめていく中で、やさしさを持つことの大事さに触れていたことも印象に残った。著者の前書にも興味湧いてきたので、今度探してみたい。

  • 言葉にできるは武器になる、の作者さんの2作目。

    少しわかりづらかった。ハマる人にはハマると思う。

  • 個人活動の価値考案

  • 頼まれてもないことに本気になる

  • 「やりたいことがみつからない」「新しいことを始めようとしても最初の一歩を踏み出せない方」「何か始めても長続きしない 長続きしていることもない」方必見の書籍です。

    ( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )

  • きみの人生に作戦名を。
    著:梅田悟司

    言葉は言葉である前に、思考であり、価値観であり、その人の内部にある大切なものに形を与えたものであるということである。言葉を磨くことの本質は、言葉を磨くことにはなく、自分の気持ちを知ることであり、尊重することであり、認識の解像度を高めることである。

    思考を整理することで言葉が磨かれ、その言葉によって、さらに思考が研ぎ澄まされていく。言葉に自分の背中を押されるように、言葉に導かれるように、行動が生まれやすくなる。

    本書は、私たちの中に蓄積されていることにならない思いを、言葉にするための方法が提示されている。自分の中にある大切なものに言葉を通じて気づき、自分らしく生きるきっかけを、作戦名の検討の通して、自らの力で生み出すためのメソッドについて以下の3章により構成されている。

    ①地続きの人生から自分軸を見出す
    ②作戦名をつける
    ③不安の時代でも、人生は続く

    「人生に作戦名を」
    素晴らしいタイトルである、考えさせられる点もあれば、わくわくと前向きな感情が湧き出たりと、さすが言葉のプロが推すワードである。

    言葉を持って表現し、他者に投げ際には、何をいうのかよりは誰が言っているのかであり、自分が言いたいことよりは他者が聞きたいことや他者のメリットを伝えることが求められる。

    本書ではもちろんその観点から作戦名を紡ぎ出す必要はあるものの、まずは「自分」を大切にしている。

    作戦名は自分のものであり、自分のためでもある。自分が納得して責任と愛着を持って付き合い続けるために、自分の過去と今と未来と向き合いながら、時には苦しみ、時には心に胸を躍らせながら生み出していく。

    考えて考えて出された言葉とぱっと出てきた言葉は見た目は同じではあるものの、自身にしかわからない計り知れない差を体感することにもなる。

    考えて磨いた作戦名を得、行動に移し、行動を貢献と結果に直結し続けていきたい。

  • 20230206
    日経新聞の広告を見て

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著者プロフィール

コピーライター。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授。
1979年生まれ。大学院在学中にレコード会社を起業後、電通入社。マーケティングプランナーを経て、コピーライターに。2018 年にインクルージョン・ジャパン株式会社に参画し、ベンチャー支援に従事。2022 年4 月より現職。主な仕事に、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」、タウンワーク「バイトするなら、タウンワーク。」、Surface Laptop 4「すべての、あなたに、ちょうどいい。」のコピーライティングや、TBSテレビ「日曜劇場」のコミュニケーション統括など。経営層や製品開発者との対話をベースとした、コーポレート・メッセージ開発、プロダクト・メッセージ開発に定評がある。著書に『「言葉にできる」は武器になる。』(日本経済新聞出版)、『捨て猫に拾われた僕』(日経ビジネス人文庫)、『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(サンマーク出版)など。

「2022年 『きみの人生に作戦名を。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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