一駅一話! 山手線全30駅のショートミステリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2023年11月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299047823
作品紹介・あらすじ
電車内には、たくさんの物語があふれている――世界23言語に翻訳『人生写真館の奇跡』著者書き下ろし最新作! 笑いあり、涙あり、感動あり! 3分で楽しめる一駅間の超短編集! (あらすじ)母親から教育虐待を受けている児童を救うため、立ち上がる三人の乗客たち。その方法とは……(「通勤電車の流儀」)。一週間で一番憂鬱な月曜日。そんなとある月曜日、満員電車に乗っていると聞こえてきたのは笛の音で――(「月曜日の笛吹き男」)。駅と駅のあいだの時間で一編が楽しめる、山手線をテーマにしたチャーミングでシュールでハッピーなショートショート・ミステリー全30話、詰め合わせ!
感想・レビュー・書評
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YouTube「ほんタメ」で紹介されていて気になっていた一冊を駅前の書店で見つけて即購入しました。
少し前に転職して、
山手線を使うようになったので、
どうしても通勤中に読みたかったんです。
数ページの中にオチまでつけて、
さらに30駅分というのが本当にすごい。
そして最後には幻の駅という+1駅が。
くすっと笑えるものから、ホラー、ミステリーまで。
個人的に好きだったのは、
「一駅目【大崎駅】通勤電車の流儀」
電車のなかで子どもに向かって叱り飛ばすお母さん。
九九が言えなくて泣きそうになってる子ども。
乗客たちが力をあわせて子どものピンチを助けようとする話です。
「十五駅目【西日暮里駅】ワタシヲ ワスレナイデ」
ホームの端できょろきょろしているロングヘアの女性。
彼女はおもむろに駅の柱にそっと塗装する。
いったいなぜ?
「二十八駅目【恵比寿駅】撲滅フラッシュモブ」
この世で撲滅したいもの…それはフラッシュモブ。
フラッシュモブが大嫌いなのに、なぜか車両内のフラッシュモブに巻き込まれる…
一話一話が数ページなので、
息抜きにちょこちょこ楽しめました。
山手線を利用されている方はぜひ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホンタメで紹介されていて読んでみた。大崎駅、上野駅のお話が面白かった。お悩み相談の話、分かる〜!って思った。
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2023年11月宝島社文庫刊。書き下ろし。てっきりアンソロジーのつもりで手にとったのですが、柊さんのショートショート30編とオマケ1編。ひとりでこれだけの水準のものを揃えるのはたいへんなことです。柊さんの別のお話も読んでみたくなりました。
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JR山手線全30駅をテーマにした30篇+1篇が収録された短編集。
1篇が9頁と短いものの、どの短編もドラマ性あり。
人の優しさを感じるものから、ホラー、SF、イヤミスと内容もバラエティ豊かで面白かった。
印象に残ったのは、六駅目【新橋駅】の『はじめまして』
SNS上で起きた思い込みによる不幸と転落。
実際に起こり得る可能性を秘めていて恐ろしい。
九駅目【神田駅】『鼻男』はユーモアもあって結末にほっこり。
二十五駅目【代々木駅】『過去の代償』は因果応報とも思える復讐劇に震える。
ブラックな内容多めだが、隙間時間にオススメ。 -
星新一さんのショートショートを楽しんでいたのは50年ほど前。短いからこその心の高まりが今でも思い返される。久しぶりにそれをまた感じてみたい。本書でそれが叶うか確かめたい
#一駅一話!
#柊サナカ
23/11/7出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
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#読みたい本
https://amzn.to/45XzMmQ -
まだ読んだことないです。
けどこの気軽に読める短編ミステリー、絶対面白い! -
山手線の30駅+1駅を巡る短編ショートミステリ
ホットストーリから軽いホラー話まで
山手線の駅はストーリ上は関係ないものが多いですが、自分のお気に入りの山手線の話だけ読むのも良いかもしれません。
手の込んだストーリではないですが、サクッと読むには良いかも。
高輪ゲートウェイ駅の「LOOOOOP!」の、映画を成功させるために、必死に動く主人公の行動と報われない結果が最終的にどうなったか、気になります。 -
ホラーファンタジー?好みのジャンルではなく途中で離脱 -
時には心温まり、時にはヒヤッとするショートショートミステリー。山手線の次も期待したい。
ストーリーとは関係ないが、本日11月20日に最後のページまで読み続けると2023年11月21日第1刷発行と。どうやらタイムスリップしたようだ。 -
個別の駅に関することが少しはあるかなと思ったけどあまり無かった。