細川幽斎 (コレクション日本歌人選 33)

著者 :
  • 笠間書院
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305706331

作品紹介・あらすじ

うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の、細川幽斎です。

和歌、連歌、俳句の上手である。
茶道、能楽、刀の目利き、何でもその奥儀に達せぬものがない。

信長も、秀吉も、家康も、彼を見るときは、みんな特別な眼つきをした。 松本清張

細川幽斎 ほそかわゆうさい
戦国時代に文と武に生きた武将。本名細川藤孝、玄旨また幽斎と号した。足利義昭と織田信長に仕え、有識と歌学の知識によって秀吉や家康に信任された。三条西実枝から『古今集』の秘事を、九条稙通から『源氏物語』の奥義を授かり、二条家の歌風を中世から近世へと継承。丹後田辺城を石田三成軍に囲まれたとき、歌道の滅亡を恐れた後陽成天皇が綸旨を発して救出したことは有名。熊本細川家の家祖となり、子に三斎(忠興)を持つ。多くの弟子を有し、松永貞徳もこの幽斎から歌を学んでいる。

感想・レビュー・書評

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  • 幽斎の和歌や詠まれた背景が詳しく解説されています。歌枕、本歌の解説も難解すぎず、鑑賞本してとても良い本です。

  • 幽斎の和歌変遷を概観するのに良い本だと思います。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:911.108//Ko79//33

  • 細川幽斎が詠んだ歌をみて、その特徴だったり、使われている技法、どのような心情の変化があったかなどが紹介されております。技法の説明についてはよくわからないけどなんかすごいという印象でした(-ω-;)

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著者プロフィール

名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授
著書・論文:「六位の書肆吉田四郎右衛門―出版活動の実態と古学の伝播に果たした役割―」(『近世文藝』102、2015年7月)、「正保版『二十一代集』の変遷―様式にみる書物の身分― (付)八尾助左衛門・勘兵衛・甚四郎出版略年表」(『雅俗』19、2020年7月)など。

「2024年 『古典文学研究の対象と方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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