- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784306045217
作品紹介・あらすじ
本書は、アールト自身の言葉によって綴られた、唯一のエッセイ集である。アールトの思考方法を他人の解釈や推測でなく、彼の言葉で直接理解でき、研究のためにも貴重な資料である。多数のスケッチが添えられているために、アールトのデザインの源泉に迫る名著ともいえる。
感想・レビュー・書評
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非常に素晴らしい本です!
アールトは、「書かない、喋らない建築家」として知られていてます。
そういった意味でも、アールト本人のスケッチとエッセイがまとめられている本書は、彼の考えを知る上でもとても貴重です。
真の建築家の声や考えを、本当に生々しく感じることができます。
この本を読んだ上で、アールトの作品集を見ると、より一層理解が深まること間違いなしです。
建築を志している人、建築大好き人間にはぜひぜひ読んでもらいたい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あの言葉にしてこの建築、あの建築にはこの言葉。アアルトの言葉、やはり建築につながっている。読みやすさや文章としての洗練より大事なのは、頭をどう使っているか、心をどう使っているか。
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20世紀は、あまりにも物質的な近代工業社会となりました。アールトの文章をとおしてみても、その片鱗をうかがえます。アールトの価値観の形成は、この文脈なしには語れません。(訳文は、シンタックスがすこし不調かと)
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しゃべらない建築家、アアルトのエッセイ。様々な雑誌に遺したアアルトの言葉をまとめた本。
アアルトの言葉は、想像以上によくわからない。
訳のせいなのか、本人の文章の問題か、どちらかはわからないけれど。
アアルト建築の神髄は、訪れてみればわかる。
逆に、訪れてみないと絶対わからない。
写真じゃ絶対伝わらない。
それでも少しくらいアアルトの言葉を聞きたい、と思って読み始めたのだけれど。。
この言葉がわかるようになるには、まだまだ修行が足りないのかもしれない。 -
偉大なる思想は
人生の小さなディテールから成り立っており、
それらは大地から湧き上がってくるのである。