形の合成に関するノート/都市はツリーではない (SD選書 263)
- 鹿島出版会 (2013年12月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784306052635
作品紹介・あらすじ
建築、都市の秩序や美しさを自覚的に生み出すプロセスを追究、やがて「パタン・ランゲージ」を導いた原論。数学的手法〈ダイアグラム〉を用いてデザイン論を築き、ツリーとセミラチスの相反する構造を提唱して歴史的衝撃をあたえた、アレグザンダーの初期の考察二篇を所収。「都市はツリーではない」は待望の単行本化。
感想・レビュー・書評
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ハーバードの心理学講義 にでてきた。建築について「デザインはそこに住む人々の根源的な欲求にこたえるものでなければならないと考えた」とのこと。
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アレグザンダーの博士論文である「形の合成に関するノート」は、今日ではソフトウェア開発の文脈で触れたほうがその価値を理解しやすいかもしれない。
制約条件の中で最良の解を目指すという前提。
変化それ自体を是とし、必ずしも正解のみが正しいとしない考え方。
それぞれの変数が直交性をもつように分解してゆくプロセス。
本文にあるこれらエッセンスからは、変化に適応するためには高い変更可能性を持った設計であることが求められる、という事実が浮かび上がってくる。
ソフトウェアに限らず、物事の本質ではあるのだろう。しかし実体のあるものがもてる変更容易性には限界がある。だからこそ、この考え方はどこまでも変更容易性を高められる(であろう)ソフトウェア開発の文脈で広く受け入れられたのだろう。 -
形の合成に関するノート/都市はツリーではない (SD選書)
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デザインの考え方の指標にしたい
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読了
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784306052635