- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309006819
作品紹介・あらすじ
友情と冒険のスペース・ファンタジー。彼方にきらめく南の光をもとめ、旅立つ、孤独な星の少年たち。
感想・レビュー・書評
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散りばめられるモチーフの全てが美しく、印象的。
鉱石、理科、少年達……長野まゆみさんらしい、長野まゆみさんの王道の作品だと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
連作短編。
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三日月少年漂流記とリンク。
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はぁ。素敵だった。なにげない日常がこんなに美しくてきらきらとしたものになるなんて。まず、銅貨と水蓮っていう名前が良い。彼らの家も街もかなり素敵。夏も良いけど、冬も良いなぁ。寒い日の校舎がたまらないです。ストーヴ当番!終始うっとり。この、無国籍な感じがとても好みです。
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「来年は一緒に、南へ行こう。」
銅貨と水蓮という名の少年たちを軸に描かれる物語。何処かの学校の図書館の暗がりで最初に読んだ長野まゆみ作品で、これが無ければ読書に目醒めなかったかも知れないくらいとても大切な本。ハードカバー版を手に入れる為に古本屋に掛け合ったら、パラフィン紙に包まれた初版の美品が届いて狂喜乱舞しそうになった十代の頃が懐かしくて引っ張り出してみた。 -
再読。未来のようなそれでいて昔のような世界ですごす、繊細な少年たち。彼らがどんな大人になるのか(なれるのか)再読してとても気になった。
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長野まゆみさんの初期作品の中でもBEST5には入る名作だと思います。
過去でも未来でもない別世界のお話のよう。
登場人物や食べ物、小物等がとにかく素敵!透き通るような世界観がたまらないです。
この本を読むと苦手な冬も少しは好きになれる気がする。 -
繊細で美しい言葉でつづられた、非現実的な
どこか地中海、ヨーロッパあたりを想わせる土地を
舞台に繰り広げられる不思議な物語。
少年たちの友情と、冒険心が思わぬ事件に・・ -
水連&銅貨…なんだこの超絶素敵空間は。