水迷宮 汪の巻

著者 :
  • 河出書房新社
3.22
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本棚登録 : 292
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309011578

感想・レビュー・書評

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  • 再読。因果応報。同じ過ちを犯す主人公一族の男たち。古典風ファンタジーだから、器量は大事か。にしても、千潮姫が本当かわいそう。

  • 千潮姫、こわ~。

  • 時代背景的には平安とか室町あたりをイメージさせる。何世代にもわたって水神の祟りを受け継ぐブラックテイストの童話のようなファンタジー。先祖は自業自得とはいえ、子孫が因果を受けるのは可哀想。とくに那智は可哀想だなあ。洗練された文章で掴みはOK。下巻へ…。

  • 長野まゆみの初期の作品。
    短編連作で、平安時代の妖をテーマにした作品です。
    よくある、妖の呪いを末代までかぶることになった一族の話で、平安時代のホラーなんだろうけど、そんなに怖さを感じない内容。
    長野作品にある難しい漢字や珍しい文章はそんなになく、読みやすいです。
    こちらが上巻です。

  • 購入してから何年経ってしまったか・・・。
    手に取ってからは早かった。

    因果は巡る。白蛇の姫との不吉な縁は、子孫まで脈々と途切れずつづく。その奇縁のつづきが気になって、どこに終着するのかとひやひやする。それは結局、次巻までつづく。

  • 自分を裏切った男のみにとどまらず、その血筋の者に付きまとうとは。
    女の恨みは恐ろしい……。

  • 和風ファンタジー。人魚姫の大人向けってとこでしょうか。男の浅はかさも目立つが女の執念深い呪いも怖い。子孫に至ってまで絡みつく業。

  • 実は、少年万華鏡の次にすきな作品です。
    時系列をたどってたくさんのひとが彼女とかかわっていく。
    純粋に面白い作品でした。

  • H市図書館

  • 2部作。性的表現大あり。
    不思議な世界観です。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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