武田勝頼: 花の歳月

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309015316

感想・レビュー・書評

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  • 名将武田勝頼。側室の子として宗家ではなく諏訪家として武田の繁栄を支える武将へと育てられる。多忙な父に変わり信玄の弟信繁が父のような存在となり山本勘助が武将としての教育そして兄義信が心優しき兄として接する。しかし兄義信は父信玄との武田家の方針の違いから謀反の疑いをかけられ蟄居。非業の死を遂げる。そして突然武田家の跡取りとして勝頼が抜擢されてしまう。信玄の死後に親類衆、譜代家臣、側近衆3つのパワーバランスを最後まで上手くコントロール出来ず武田家が亡んでしまう

  • 武田勝頼についての見方、評価が一変してしまいました。
    諏訪四郎勝頼として、凡庸な武将ではなく、織田や徳川に恐れられたという事がよくわかります。
    信玄亡きあとの勝頼の苦悩。信頼出来る兄、義信を亡くした後、勝頼の苦労が始まります。信玄が亡くなるのが早かった。諏訪四郎勝頼から武田勝頼への転換がうまくいかなかったのが、武田滅亡へと繋がったんだろうと思います。
    非常に面白い一冊です。

  • Amazonで中古で購入。
    花に絡めて武田勝頼を中心とした武田家の物語を
    紡ぐ小説。

    武田勝頼題材の小説がないなかで無理やり探して購入したけど
    結構読めた。

    ・桶狭間の戦いのこの作者の説はおもろかった。
     (降伏に訪問きていた信長が雷雨もあり突然奇襲に
      切り替えたとか)
    ・川中島の戦いのツツツキ戦法はなかった
    ・市川団十郎はもともと武田武士らしい。

    2010年、がんばろー。

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著者プロフィール

小説家。著書『白磁の人』『一葉の雲』『凍てる指』など多数。

「2018年 『満州ラプソディ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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