溺れる市民

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 77
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309016771

作品紹介・あらすじ

もうひとつの人生の夢を垣間見させてくれるなら、マナミちゃんの誘惑に乗らない手はない。しかも、本当の親子にはできないことができる。こんな殺し文句を彼女は一体何処で身につけたのだろう。堅実な市民たちが溺れる秘められた欲望。島田雅彦が贈る、最もスキャンダラスな1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 島田さんの作品を読むのは非常に久しぶりでした。面白かったなぁ。

  • 島田雅彦の短篇集。ブラックの効いた落語のような掌編もあれば、読み応えのある中篇も。この中でどれが一番かと無理やり選ぶとしたら、『幻の女優』か『私が岩石だった頃』。『燃えつきたユリシーズ』で刑務所から恩赦で20年ぶりに世の中に放り出された男の話に出てくる大震災がが阪神淡路を指すことに気づき、奥付を見ると2004年の出版。この本が上梓されてから10年、世の中はさらに混沌としていることに暗澹たる気持ちになる。

  • いろいろな短編を集めた短編集。アイデアたくさん盛り込まれていて、奇才ぶり発揮。

  • 初めて島田雅彦を読んだらわりあい面白かった。オナニーアーティストの話はニヤニヤしっぱなしだった。

  • 2005.10.末日 「英語でしゃべらナイト!」に島村さんが出てて、借りてみた短編集。うーん。おもしろいのもあったし、"ねむりが丘"っていうところでつながってて、ただ、それぞれが短すぎた。好きになれるかどうか分からんほどに。

  • 島田雅彦の顔も好き。

  • 東京郊外、眠りが丘。一時の快楽に身を委ね、堅実なはずの人生を踏み外す人々。彼らはただ、自らの欲望に素直なだけだったのかもしれない…。夢想の町・眠りが丘を舞台に島田雅彦が描き出す、スキャンダラスな小説集。

  • 2007/02/06購入

  • 欲望なんて捨ててしまえば、溺れずに生きられる。
    浮かばれることもないけど。

  • <図書館蔵書>夢見ヶ丘に生きる市民の生活を描いた短編集。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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