オーロラマシーンに乗って

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 23
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309018102

感想・レビュー・書評

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  •  作者の明川哲也さんがドリアン助川さんだ、て今回初めて知りましたよ。
     不思議な雰囲気のファンタジーぽいお話3話。

  • 読み終わって残ってるのは、やっぱり草っ子の話。

    草だけど、彼女の人生はまるで人間みたい。
    重いけど、読んでよかったと思う。

  • 図書館で借りてきました。初めての作家さん。表題作「オーロラマシーンに乗って」は面白かったです。楽しめました。主人公「ヨキ氏」が語る話が面白い。ですが後半急展開を見せ、主人公が娯楽を求めるだけで突っ走る話ではない、ということがわかります。他2編を読んでから気づいたことですが、この作者の作品は寓意のような、ひとつのお話の中で物事の本質を書き出してるような、そんな感じがしました。「草っ子と蜘蛛」は読んでてひたすら辛くて、ほんとに「オーロラマシーン」と一緒のひとか書いたんかい?!という感じでした。でもこのお話ももちろん意図は含んでるわけで、誰しもがいちどは「所詮自分なんて・・」とか「自分だからこんなに運が悪い・・」とか思うものだし、すごく読んでいて自分にも当てはまるところがあるなぁと思ったり。いちばん読んでて辛かったのは最後の「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼの丘」です。最後は泣きました。いたたまれません。辛すぎます。切ないです。とりあえず3つのお話の中でいちばん読んでもらいたいのは「ぼぼぼ・・」なんですが、教訓みたいになるのは「草っ子・・」かな。まさかこんなお話だと思ってなかったので良い意味で3つとも期待を裏切られました。他の作品も読んでみたいです。

  • 個人的に、表題作よりも他二作の方が好きです。心に残る言葉があってホロホロきました。

  • 大人のためのファンタジー短編3作。

  • 同じ地平の者たちに対しては語っても、語らずともなんら変わらないことに気付いたからです(P99風っ子と蜘蛛より引用)

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