ベトナム・ストーリーズ

著者 : 神田憲行

• 河出書房新社 (2007年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[wankoronyanさんの感想 · 2015年12月20日]

ベトナムをミクロな視点から知ることができる、等身大ベトナム・エッセイ。そこはかとなく漂う空虚感。喪失感。社会主義国にはこの憐憫があるから、イイ。




　ベトナムのインチキ商品の話がよっぽど好きなんだな。

　長くヴェトナムに関わっている著者だから、そん変化の速さに驚きと切なさを覚えている。

　文明化（ルールができていく）していくことで、合理的になっていくことで覚える郷愁を味わえる。

　そんなの持つ者のエゴだが、どこか人が根源的に求めるアナログ感があるんだろうなー。今度ベトナムに行くときはそんなアナログ感をもう味わえないかもしれないな。

[shizuhonさんの感想 · 2013年3月12日]

ベトナム旅行に行く予定なので読んだのですが、参考になるというよりは読み物として大変おもしろかった。早くベトナムに行きたくなった。

[Mr.SCHOPさんの感想 · 2010年1月5日]

長いあとがきにかえて
最後の章が全てを語っています。
私も旅が終わったと薄々感じています。