改造版 少年アリス

著者 :
  • 河出書房新社
3.71
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本棚登録 : 1483
感想 : 160
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309018843

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な雰囲気。それがいい。

  • 『夜の学校をのぞいてごらん。今夜も少年たちが夜空に星をぬいつけているよ。』
    アリスと蜜蜂が、夜の学校を冒険するファンタジー。
    ラストを含め大幅改稿。あの『少年アリス』が20年ぶりに改造され生まれ変わった。

    図書館で見つけたとき、小学6年生の時に友人が「少年アリス」という題で演劇台本を書いていたなあと、何と無く関連性を覚えて手に取った作品です。
    読んでみて驚きました。隅々まで詩的で透明感のある文体に、完全に呑まれました。私はこの作品で見事に長野まゆみさんの作風に嵌りました。

  • 装丁も挿絵も文体も、あまりに綺麗に出来ているからモジモジしてしまう。

  • 宮沢賢治作品がお好きな方ならきっと気に入ると思います。
    やはり子供向け小説なので平仮名が多く少し読みづらさはあります。

    装丁がとってもかわいい!
    物語の雰囲気にぴったり!

    どこか懐かしい気持ちになる長野さんの作品。
    長野さんの作品をまだ読んだことね無い方は少年アリスから読まれると親しみやすいかもしれません。

    改造版ではない少年アリスも昔読んだのですが、あまり覚えておらず…どこが違うのかよくわからない…(笑)

  • 長野まゆみのデビュー作の改造版。
    宮沢賢治に似た独特の雰囲気と言い回しに、思わず「あっ」と言ってしまいそうなラスト。長野まゆみらしい作品だと思った。
    本当は改造版ではない方が読みたかったのだけど、こちらでも十分よかった!

  • オリジナル作品を読んだのはいつのことか記憶にないし、どんな話かも記憶にない。

    でも、覚えてるパーツはあって、上映会のシーンは「あった!」と。ソーダ水が飲みたくなるんだよ。月を浮かべて。

    空気感というかなんというか。
    鉱石・植物・少年。長野ワールドにかかせないものがてんこもり。

    現実感のない世界観もキライじゃない。
    オリジナルも久方ぶりに読み返したくなる。

  • アリスと蜜蜂のコンビが良いです。
    可愛い。
    アリスが黒鶫になるということは、黒髪でしょうか?
    蜜蜂はオレンジなイメージだよね。

  • ラストの謎を残した感じは相変わらずです。好きです。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-313.html

  • 図書館(10.10.18)

  • 初めて読んだ長野作品でした。
    読後感がとてもよくて、衝撃を受けた作品です。
    言葉のひとつひとつがきらきらと輝きをはなっていて、魅力がとてもあふれていました。創作意欲が湧いてきます。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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