- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309023175
感想・レビュー・書評
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それっぽさだけはただよう。
目が滑る。
言葉に力がない。
つまり、文体に魅力がない。
つまらない小説でも、(B級映画を半ば覚めつつ、半ば楽しみつつ笑飛ばせるように)面白く読みこなせるし、当然読了するが、読み通せない本に久々にあった。五年ぶりくらいではないかな。
ここがつまんない、いやーこんなのあってさ、と語る魅力があるのが「つまらない本」。
そもそも読めない。読めない本って初めてだ。読めない本って、SFみたいね。
表紙のたえさんはずっと大好きで、購入動機の最大のものはたえさんの絵でした。
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私は、本が面白かったかどうかは文章の美しさよりお話の内容に重きを置くので、この本はあまり好きではなかった。
一つ目の物語を読み終えた時点で疲れた。長編だったら多分途中で読むのを断念していたと思う。文章中の言葉選び、言い回し、音の響き、とても綺麗だけれど如何せんまわりくどい。どれも十五ページ程の短編だったが、本当に簡潔に書けば全て五行くらいで終わりそうなお話たちだった。 -
借りた。読んだ。買った。
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今回は少々オサレすぎた感。
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「そして、君はこの本を開いた。これを読んでいる。いま。は、すくなくとも。」新たな境地を切り開き続ける作家が連作恋愛小説に挑む。織り上げられた言葉の連なりが誘うかつてない世界。