- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309024318
感想・レビュー・書評
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2015.12.23 HONZで見つける
「パソコンのモニターを見ながらオナニーできるわけがない」と業界関係者は楽観視していたが10年も経たずに現実になった。
透けるのか、透けないのか。どこまで透けるか。そんなに透けちゃってよいのだろうか。 -
異界シリーズの著者(本作は共著)。
しかし、全体として、雑誌再録、対談などがメインで、統一感に欠け読みごたえはいまひとつ。
題材が80年代(中盤、前半)にピークだった「エロ雑誌文化」で、私も相当懐かしさはあるのだが、いかんぜん現在と比較すると実に地味なメディアである。
列伝形式で当時のキーマンのインタビューも登場するが、大小あるが学生運動くずれが業界へというパターンだが、言い訳のようで感情移入できない。
自由なコラムなど独自の文化が花開いたともいうが、当時の記憶で、毒と駄文ばかりのページ穴埋めとしか呼べないものも多く、全てを持ち上げるのは疑問である。
「熱海旅館」はよかった。小説というが、時代の空気感がよく出ていた。
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松阪BF
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エロ本をもっとちゃんと読んでいれば良かった。
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後に「写真時代」の大ヒットを生み出すエロ本、ビニ本、自販機本、裏本の編集に携わった人々を語った本書。
2013年6月の「ビデオ・ザ・ワールド」休刊をもってして“エロ本時代”の終焉であると著者は言う。
「ヌードさえあれば中の活字ページは何をやっても可」との編集精神の中、アンダーグラウンドで脈々と流れていたカウンターカルチャーがサブカルチャーとして花開いた時代の先頭にいたのは、これらエロ本の数々だった。
「今、書籍として残して置かなければならない一冊」