- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309026428
感想・レビュー・書評
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32編の温泉エッセイ。温泉が好きなので、読んで見たんだけれど、文豪たちの作品、なんて豪華なんだろう、驚き、喜んで読んだ。時代を感じるなあ(それもいいんだけれど)、若い方の作品も入れて欲しかった気もするが。宮沢賢治のお話には驚いた。田山花袋で締めくくるのはやはりか。
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文筆家著名人による温泉にまつわる随筆集です。
川端康成・井伏鱒二等重鎮から角田光代・柳美里など現代作家まで、どういう基準で選定しているんだろうという疑問はさておいて、自分にとっての一押しだったり、小説風にまとめてあったり、たかだか温泉(すいません)を哲学風に表現したり、温泉好きには興味の尽きない一冊です。
でも各人、一番のお気に入りの温泉は、きっと書いていないと思います。 -
「は~、極楽、極楽。みんな温泉につかって名作が生まれた32篇の温泉エッセイ。」
目次
湯のつかり方(池内紀)
カムイワッカ湯の滝―落下する滝、流れる川すべてが純ナマの温泉(嵐山光三郎)
ぬる川の宿(吉川英治)
湯船のなかの布袋さん(四谷シモン)
花巻温泉(高村光太郎)
記憶9800円×2(角田光代)
川の温泉(柳美里)
美しき旅について(室生犀星)
草津温泉(横尾忠則)
伊香保のろ天風呂(山下清)
上諏訪・飯田(川本三郎)
村の温泉(平林たい子)
渋温泉の秋(小川未明)
増富温泉場(井伏鱒二)
美少女(太宰治)
浅草観音温泉(武田百合子)
温泉雑記(抄)(岡本綺堂)
硫黄泉(斎藤茂太)
丹沢の鉱泉(つげ義春)
熱海秘湯群漫遊記(種村季弘)
湯ヶ島温泉(川端康成)
温浴(坂口安吾)
温泉(北杜夫)
母と(松本英子)
濃き闇の空間に湧く「再生の湯」和歌山県・湯の峯温泉(荒俣宏)
春の温泉(岡本かの子)
ふるさと城崎温泉(植村直己)
奥津温泉雪見酒(田村隆一)
別府の地獄めぐり(田辺聖子)
温泉だらけ(村上春樹)
温泉で泳いだ話(池波正太郎)
女の温泉(田山花袋) -
古今の温泉にまつわる随筆を集めた一冊。編集者がどうゆう基準で集めたのか意図が不明。
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ミニコメント
「温泉」をテーマにしたエッセイ集。読むだけでじんわりと
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/613531 -
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26540988 -
古今東西、昔から今まで、日本人には切っても切れない温泉。旅情を掻き立てる風景と匂い、そして食べ物とそこに集まる人。温泉て、本当に気持ちがいい。伊香保に行ってみたいな~。
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寒い季節、思わず入りたくなる温泉。日本全国には様々な温泉があり、そこはいくつもの物語が創作された場所でもあります。
『温泉小説』はそんな温泉をテーマにした本を集めたアンソロジーで、19人の作家による20の短編が集められています。
『温泉天国』は32人の温泉に関するエッセイ集。
どちらの本も近代から現代までの作品が収められているため、時代ごとの温泉の違いについても知ることができます。(『温泉小説』はミニ展示“湯ったりほかほか温泉の本“でも取り上げました) -
角田さんのお母さんの誕生日に毎年行くという温泉エピソードにうるっとした。