緊急事態下の物語

  • 河出書房新社
2.88
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本棚登録 : 136
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309029658

感想・レビュー・書評

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  • 素直に緊急事態下の話は、金原ひとみさんの短編ぐらい。尾崎世界観さんのも彼のこれまでの小説の延長という感じで8割ぐらい面白く読んだ。
    あとは、ちょっと、自分の趣味とは違ったかな…

  • コロナ禍を生きるあなたへ贈る、もうひとつのパンデミック。
    5人の作家さんによるアンソロジー♬

    『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみ ★3.5

    コロナ禍の新たな日常を送る、育ち盛りの中学生、玲奈のもとにある日突然おとずれた「濃厚接触者」の知らせ。

    『オキシジェン』真藤順丈 ★2.5

    顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い、反ユートピアの物語を紡ぐ男が企てる、脱ディストピアの叛乱。

    『天国という名の猫を探して』東山彰良 ★3

    死者は活発に人肉を求め、生者が死んだ様に隠れて生きる暮らしで、ぼくは飼い猫を探す旅に出た

    『ただしみ』尾崎世界観 ★3

    ただ街を映すだけのライブカメラは、嘘のない「ただしい」世界。パンデミック禍の孤独な者たちの群像劇。

    『MINE』瀬戸夏子 ★2.5

    感染症を世界に撒き散らす事を計画する組織"臆病なテロリスト、臆病な殺人者"に志願したわたしが出会った、究極の人工美を備えた少女・アイラ。
    .
    .
    尾崎さん目当てで♡♡

    非現実的なSFっぽい作品が多かった中、金原さんのだけは今の世の中とぴったりマッチした内容だった。
    そうだよな〜と凄く主人公の気持ちが分かる反面、このお母さんがちょっと理解できなかった。
    公認の不倫って??あげくの果てに彼氏がコロナ陽性。
    悪びれもせず、娘に言う言葉があり得ないんだけど、、
    面白かったけどこんな母親嫌だな

    お目当ての尾崎さんは、尾崎さんらしい〜でした笑
    結構好きだった。
    あと東山さんのもゾンビっぽくて、でも淡々としていて面白かった。

    どれもわりと難しいというか、ちゃんとはよく分からない感じだったけど、それでもなんとなく雰囲気で私は楽しく読み切れました♬






  • コロナっぽいこと書いてるの、意外と少なくてわりと普通のヤバい世界線になったSFって感じだったな…

  • 金原ひとみさんと尾崎さんの文章が読みたくて、
    金原さんのお話は高校生?の話だったけど、面白かったな

    自分にもあんな時があったのかも

    尾崎さんの小説は新しい感じがして、面白かった。
    定点カメラについて、全然知らなかったから、

  • 金原ひとみさんの中編が良かったよ。

  • 金原ひとみさん以外はいまいちでした。

  • 金原ひとみ が一番面白かった。無理していないと思った。本当にこんな状況が発生しているんだろうなと思う。

    尾崎世界観は、「交差点の映像が大人気」という状況がどうしても想像できなくて違和感が残ったままだった。交差点のどのへんが面白いのかわからなかった。今更メディア批判をしている場合か、とも思った。
    最後に、「コンプラを無視したテレビ番組」が描写されるが、本当にこの番組、面白いか?と思った。というか、今もAVでこういうのあるから、AVで見てればいいのでは?と思ってしまった。テレビでコンプラ無視のものを放送するから面白いのか?でも、なにそれ?と。
    まあでもその違和感を楽しめればいいのかな?

    最後の作品はとてもつまらなかったことだけ覚えている。どんな題材だったかも覚えていない。

    この状況で、作品を書き、編集し出版した人達がいることに少し元気をもらえた。

  • 【Entertainment】緊急事態下の物語 / 金原ひとみ、真藤順丈ほか / 20210831 / / (56/896) / <224/147964>
    ◆きっかけ


    ◆感想
    ・日常の不安定さを扱った話はほかにもあるだろうが、このコロナと緊急事態宣言というのは、本当に日常の脆さと不気味さを反映させていると感じる。
    ・コロナ緊急事態下、皆大変・・・作家というのはこういう大変な事態ですら、小説ネタにしてしまうのだからすごい。

    ◆引用
    なし

  • 金原ひとみのみ良かった

  • 五人の作家によるコロナ禍をモチーフにしたオムニバス。ほぼ初読の作家さんばかりだったからか、残念ながらあまり面白味が感じられなかった。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2004年にデビュー作『蛇にピアス』で芥川賞を受賞。著書に『AMEBIC』『マザーズ』『アンソーシャルディスタンス』『ミーツ・ザ・ワールド』『デクリネゾン』等。

「2023年 『腹を空かせた勇者ども』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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