沈黙を破る者

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 85
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309206509

感想・レビュー・書評

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  • イリーナ・コルシュノフの『彼の名はヤン』にかなり似ている。1940年代ドイツ、6人の青年男女、特に意識が高いとか、愚かだと言うこともなく、普通の若者たちなのだが、愛憎のもつれから、結局誰も幸せになっていないのだ。そしてそれは、もしかしたら戦争やナチスがなかったとしても、悲劇は起きたのかもしれない。にしても、スリリングで手に汗握るストーリーテリングで、いかにも映画化されそうなミステリーだった。

  • 派手な展開ではないが、第二次世界大戦と現代を行き来しつつも、過去の犯罪と現代の犯罪が暴かれる。過去の犯罪が当時のやむを得ない状況であったことが悲しい。

  • 何がキッカケで手にすることになったか忘れてしまっていた一冊。図書館でかなり前に予約しててようやく順番が来て読みました(^^)
    感想は、最後まで犯人もよくわからず、さらに最後に現代の主役?のロベルトに驚きの事実が…
    ドイツのミステリーは世界大戦が関係するものが多く、歴史を感じながら楽しめます!!

  • 1998年、ロベルトは父が遺した書類の中から一枚のポートレート写真を見つけ出す。
    「あの父が、秘密をもっていたのか。」
    その写真が持つ真相とは。
    ロベルトは、今を生きる人たちに会い父との間に何があったのか話を聞く。
    読み終えて、また最初に戻り改めて
    「その事」を確認したくなった。
    ドイツ・ミステリ大賞第1位の作品に納得。

  • 原文と付き合わせて見たい

著者プロフィール

1960年独ケルン生まれ。セラピスト、レストラン経営など様々な職を経てから作家活動に入る。『沈黙を破る者』でドイツ・ミステリー大賞受賞。ほかに『ヴァイオリニスト』など。ドイツ語圏注目の女性作家。

「2015年 『希望のかたわれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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