ゴールドフィンチ 2

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 146
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309207087

感想・レビュー・書評

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  • まさに、海外ドラマという感じの展開。何故か直ぐに眠くなってしまい、なかなか先に進めないが、先が気になるのでやめられない。

  • ようやく半分!笑

  • ラスベガスに父と共に暮らすテオの成長は
    友人のボリスと共に混沌とした世界に
    なだれ込む。タバコ、ドラック、酒、
    ニューヨークには無かった砂漠の乾きがテオから
    母親を忘れさせ母親と言う箍が外れ
    父親と父の恋人と暮らす日々は、何かを忘れる
    為に堕落して行く日々。
    そして父親の突然の死、そしてまたニューヨーク
    二何とかたどり着きボービーとの暮らしに安堵
    する反面、テロで盗まれた絵画の記事が
    出回り気が気では無くなるテオ。
    少しづつテオに忍び寄る黒い影がかなり気になる。

  • 1-2を読了。評価が高く読みたかったが長いので後回しにしていた。しかし予想以上にエンタメ本だったのだね、すらすらと読めた。1-2は主人公の少年がクズな大人によって苦労するわ、救世主の大人や美少女が登場するわ、という話でデイヴィッド・コパフィールドみたいな感じ。「少年の辛酸のなめ方」が、酒ドラッグギャンブルテロ、になるのが現代。

  • 2014年度のピューリッツァー賞を受賞した傑作小説。ディケンズを読んでいるかのようにドラマティックかつスリリングなストーリーテリング。日本語版は全4冊という重厚長大な作品であるが、いざページを繰ればあっという間に読み終えてしまった、というのが実感。

    物語はレンブラントの弟子であったカレル・ファブリティウスの傑作絵画「The Goldfinch(ごしきひわ)」から始まる。一匹の鳥が静かに佇む絵画を巡り、主人公の少年テオは母と共に訪れた美術館で爆発テロに遭遇し、命は助かるものの、最愛の母を亡くす。奇跡的に生還したテオは爆発によって息絶えようとしている謎の老人の指示に従って絵画を盗み出したところから、歯車は急速に回り出し・・・。

    主人公であるテオの成長に従って、極めて魅力的な周辺人物が現れ、物語の舞台もニューヨーク、ラスベガス、アムステルダムと緊張感を増しながら様々に移り変わっていき、一時も読者を飽きさせない。作品のメッセージが何か、という形而上学的な問題はさておき、脳に直結するようなフィジカルなストーリーテリングの面白さが味わえる文学作品はそうそうない。

  • 最高にクズなお父さん現るの巻。

    父の恋人とラスベガスに連れて行かれ、テオが送る新しい生活は酒とタバコとドラッグに満ちたものだった。
    テオはボリスを無二の親友と見なすのだけど、おいおい、アンディ的な子にしておけば良かったのに、と思うくらいに退廃してしまう。
    でも、その日その場の快楽を追い求めなければならないくらい、テオの傷は深かったとも言える。

    この巻の衝撃シーンは、お父さんのクズさ一択。
    ギャンブルで儲けて生計を立てていた父が、高級レストランにテオを連れてゆき、二人がやり直せたことの祝福と、テオの未来の資金のために彼の通帳番号を聞き出す。
    ……という幸せ父子シーンは全くの嘘で、実はそれで借金するつもりだったり、母が残した学資保険を下ろしてくるようテオに強要したりと。
    最期は呆気なかったけど、凄まじい裏表を見せてくれた父。ある意味、裏切らない人物だった。

  • 半分終わっても、まだ物語の全体像はまるで見えない。
    ここからどう一巻の冒頭に繋がるのか、そしてその先は…?
    続きが楽しみ。

  • 第 1 巻よりも物語る力がパワーアップしてる。
    行ってもどってくる間のお話の充実していること。
    例の絵のことはどうなるのだろう。
    さらに続きを読まなければ。

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著者プロフィール

63年、ミシシッピ州生まれ。92年の処女作『シークレット・ヒストリー』でデビュー、世界的ベストセラーに。3作目の本書で2014年、ピューリツァー賞(フィクション部門)受賞、『タイム』誌「最も影響力のある100人」に選出。

「2016年 『ゴールドフィンチ 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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