こびとが打ち上げた小さなボール

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 342
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309207230

感想・レビュー・書評

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  • 書店で見かけてなんとなく気になり
    図書館で借りてみた本。
    1970年代の韓国の、
    重く重く救いのないお話。
    感想を書くのがとても難しい本。

  • 今年の3月に逮捕された朴槿恵大統領の父である朴正煕の頃の韓国の下層階級の人たちの生活の様子や大企業に搾取される労働者の姿や権力に抵抗した者の行く末を描いている。いま世界中は反グローバル、自国中心主義の動きが目立ってきた。各国の現政権は抵抗勢力の存在を悉く事前に潰しにかかり始めた。この作品に描かれた行き場のない閉塞感漂う世の中の再来となるのであろうか。それが心配である。

著者プロフィール

1942年生。韓国の作家。75年より『こびとが打ち上げた小さなボール』の連作を、検閲を逃れ様々な媒体で発表し始め、78年に刊行。翌年同作で東仁文学賞受賞。現在までに300刷を超えるロングセラーとなる。

「2023年 『こびとが打ち上げた小さなボール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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