ウィーン包囲: オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227955

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  • ハプスブルクの研究者から見た、第二次ウィーン包囲。オスマン帝国のとらえ方は、ふた昔以上前のものでおそらく概説をつなぎあわせただけ。少しは最新の研究にも目を通したらと思う。ハプスブルク側について、防衛側の主要な人物は過分にして知らずだったのでその点は参考になった。また戦の経緯をたどることについても。/「大宰相は逃げる際にすべてを置き去りにしていった。私は彼の残したものを手に入れるために全軍を投入した。かくして大宰相の富の大部分が私の手に落ちた。ドイツ人にはほとんど何も残らなかった」(ポーランド王ヤン・ソビエスキ)。/ちょっと、最初のほうで、「物の本によれば…といわれている」という記述を見て、その時点で投げ捨てたい気になったけど、読み終えても、半分くらいはそうしておいてもよかったかなという思い。

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著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学大学院博士課程に学ぶ。明治大学名誉教授。専攻はドイツ・オーストリア文化史。著書に『ハプスブルク家の人々』(新人物往来社)、『ハプスブルク家の光芒』(作品社)、『神聖ローマ帝国』(講談社現代新書)、『ハプスブルク帝国の情報メディア革命─近代郵便制度の誕生』(集英社新書)、『超説ハプスブルク家 貴賤百態大公戯』(H&I)、『ウィーン包囲 オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘』(河出書房新社)、訳書に『ドイツ傭兵の文化史』(新評論)などがある。

「2022年 『ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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